2017.12.21 [ 南信州の食・味・お土産 ]
飯伊地域の郷土料理、ご存じですか?『高校生の”食”支援講座』
2日目
この日は、食改さんと一緒に飯伊地域の郷土料理『里芋おはぎ、粉豆腐の炒り煮、野菜ときのこのけんちん汁』を作ってみました。
里芋おはぎ
里芋がよくとれる飯田市上郷地域で作られていた郷土料理です。もち米の代わりに里芋を入れてごはんを炊き、里芋の粘りでもちもち感を出します。
粉豆腐
飯田には高野豆腐を作っている会社があります。粉豆腐は、元々、高野豆腐を作る過程で粉になった副産物であり、食材を大切にする考えから生まれました。
まず、滑りやすい里芋の皮むきにみんなで挑戦。
ごぼうのささがきも、初めて!と言いながら、食改さんに教えてもらい、実践します。
今ではえんぴつを小刀で削ることもなくなり、例えが通用しないので、教え方が難しい!
里芋はお米と一緒に炊き上げ、すりこぎでつぶします。
以前に授業でおはぎを作ったことがあるとのことで、手慣れた様子で丸め、きなこ、すりごま、食改さん手作りのあんこをつけ、完成。
粉豆腐の炒り煮とけんちん汁は、食改さんとともに味見をして、仕上げました。
自分で郷土料理を作って食べた生徒は、
里芋のおはぎはもち米を入れていないのに、もちもちしていておいしい!
初めて調理した粉豆腐は、おいしくできた。家でも作ってみます!と話し、
食改さんと交流を深めていました。
「郷土料理を次世代に伝えていく」
祖母がご飯を作ってくれるという生徒は、よく郷土料理や行事食を食べる機会があると話してくれました。
このように3世代で暮らし、生活の中に郷土料理や行事食が根付いているという環境は少なくなっています。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404