2017.12.21 [ 南信州の食・味・お土産 ]
飯伊地域の郷土料理、ご存じですか?『高校生の”食”支援講座』
地域の郷土料理を知っている人は意外と多いのですが、作ることができる人は、というと…。
こんにちは。飯田保健福祉事務所Aです。
飯田保健福祉事務所では、3年前から、飯田風越高等学校の食文化を選択している3年生のクラスを対象に、食生活改善推進協議会飯伊支部(食改さん)に協力していただき、『高校生の”食”支援講座』を行っています。
家庭科の先生が以前教えていた木曽の学校で木曽保健福祉事務所と一緒に実施していた郷土料理の講座を、風越高校でも!!と、始まった講座です。
講座は2週にわたり開催されました。その様子をお伝えします。
1日目
まずは、食改さんに郷土料理についてお話をしていただきました。
季節や地域を大切にした飯伊地域の郷土料理の特徴、五平餅の形や名前の由来などを熱心に聞いていました。
続いて、食改さんに作ってきていただいた飯伊地域の郷土料理、きんとき豆のおやき、切干大根の煮物を試食しました。
生徒さんたちにはどのように感じられるのでしょうか。ちょっとドキドキしながら、感想を聞くと「優しくあたたかい味がする」、「おいしくて箸が止まらない」、「作ってみたい」との声が。これには、食改さんも嬉しそうでした。
南信州のおやきは、中に具がたくさん入ったあのおやきではなく、粉を水でといて野菜や豆を和えて薄く延ばして焼いたものです。上の写真の手前、三角に切ってあるものがきんとき豆のおやき。季節によって、よもぎや抜き菜などの身近に採れる野菜を入れて作ります。
切干大根は、たくさん取れた際に干し、保存性を高め、野菜の取れない冬に食べられるよう、工夫された食材です。
また、来年から一人暮らしをする生徒もいる、ということで、健康管理について考えてもらいました。
自身のBMI(体格指数)をスケールで確認しました。若年層(特に女性)のやせが国民の健康の課題となっている現在、これからの健康を考えてもらえるきっかけになったら…と思い、この内容を取り入れました。
写真のスケールは、適正な体格の目安に合わせてあります。ご自身の身長のところの体重を見てみましょう。それが適正体重です。BMI 18.5~25.0 kg/m²が適正範囲です。
体格を維持するためには、食事が基本の一つです。「主食、主菜、副菜をそろえる」が基本ですが、一人暮らしでは難しいかもしれません。それでも、「標準体格を維持したい」「野菜もしっかりと食べるようにしたい」などの感想が挙げられました。
野菜をたっぷりと使った飯伊地域の郷土料理を食事に取り入れましょう。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404