2012.12.20 [ 南信州のイベント ]
まちづくり講演会
こんにちは!建築課です。
先日開催された「まちづくり講演会」についてご紹介します!
その前に・・・
みなさんは建築課でどのような業務をしているのかご存知ですか?
建築課では、
建物を建てる前に必要な手続きである建築確認の審査や完了検査、
安価な住宅を提供する県営住宅の管理など・・・
建物に関するもの全般を業務としています。
(一言で言い表すのはむずかしいですね)
その中に、「景観」に関する業務があるのですが、
それが今回ご紹介する「まちづくり講演会」に繋がっているのです
当建築課で共催し、建築関係団体である長野県建築士会飯伊支部が主催した
「まちづくり講演会」は、11月16日に開催され、80名ほどの参加がありました。
講師には、NPO法人信州伝統的建造物保存技術研究会副理事長の
和田勝さんをお招きし、
飯田市街地を中心に、飯伊地域に残された歴史的建造物の特徴や、
これらを活用したまちづくりについて、お話を伺いました。
飯田市街地は、昭和22年の大火によって多くの建造物が焼失する中で
それを免れた建造物が、現在も大切に保存され、
当時の面影を残している様子が語られました。
中でも、“南信州の伝統・文化・史跡”で紹介されている
飯田合同庁舎南面にある旧飯田城桜丸御門(通称:赤門)は、
江戸時代の築造で、幾たびの改修を経ているものの、大切に保存され
当時の建築技術や様式を現在に伝えているとのことでした。
その他にも、追手町小学校校舎、旧飯田測候所、砂払浄水場、
旧下市田支校校舎など、明治から大正時代に建てられた建築物が紹介されました。
そして和田先生からは、
埋もれている歴史的建造物はまだ多く、早期に文化財の指定を
受けて保存しないと、貴重な財産が消失してしまう という警告もありました
参加者の方々からは、
・飯田の古い建物に興味をもてた
・歴史的建造物の重要性を再認識できた
・保存のための方法などが聞けて参考になった
など、多くの感想をいただきました。
このブログを見ているみなさんも、新しい建物だけでなく、
時には歴史ある建物にも目を向けてみませんか?
意外な発見があるかもしれませんよ^ω^
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