2017.02.16 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
亀之丞ゆかりの地「松源寺跡」
農地整備課の中年Yです。
去る2月5日(日)放映の大河ドラマ「おんな城主 直虎」のエンディングで高森町の「松源寺」が紹介されましたね!!
ドラマでは成長した亀之丞(後の井伊直親)が井伊家に戻ってきたところで終了し、今後の展開が楽しみです。
現在、松源寺は高森町下市田地籍にあり、1/5付けのブログ(下記アドレス)で紹介しましたが、実は、亀之丞が高森町に居た当時、松源寺は高森町牛牧地籍にあったのです!!
https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/culture/16077.html
そこで、今回は亀之丞が過ごした松源寺跡(寺山)を紹介します。
場所は飯田市から高森町方面にハーモニックロード(林道二又沢線)を進み、信州たかもり温泉湯ケ洞を過ぎて暫く進み、右手に「直売処 野の花亭」が見えたら道路を挟んで反対側の少し西側に入った場所にあります。
ここは牛牧マレットゴルフ場に隣接した場所で広い駐車場やトイレもあります。そのトイレのすぐ脇に高森町教育委員会で設置した看板があります。
看板の説明では、「永正年間(1511~1512)に松岡城主松岡貞正によって、この地に「松源寺」が創建され、天正十年(1582)に織田信長の侵攻による兵火により炎上した。」とあり、今川氏に命を狙われた亀之丞が1545~1555年までの間、幼少時代を過ごしたのはこの地であったことが分かります。
ここからは南アルプスの峰々(仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、塩見岳、荒川岳)が一望でき、亀之丞が目にしたこの素晴らしい風景を今、同様に目にしているのだと思うと感慨深いものがあります。
こうして、ゆかりの地を眺めたうえでドラマを見れば、より一層ドラマを楽しめる感じがします!!
なお、現在「松源寺」のある下市田地籍には松源寺のすぐ東側に松岡城址があり、ここで亀之丞が弓の腕を磨いたと言われています。
【松岡城址】【松岡城址 二の堀】
立春を過ぎたとはいえ、南アルプスの峰々は白銀に輝いて凛としています。ここに来て雄大な眺めを一望すれば、亀之丞に対する思いが深まること間違いなし!!あなたも是非足を運んでみてください!!
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