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居住支援勉強会~佐久市の”住まいと暮らしの困りごと”学びとわかちあいの場~を開催しました

こんにちは、佐久建設事務所建築課です。

9月13日に佐久市役所大会議室にて、居住支援に係る勉強会として、「佐久市の“住まいと暮らしの困りごと”学びとわかちあいの場」を開催しました。
建築課からの呼びかけで、佐久市役所の住宅部局・福祉部局の職員、地域包括支援センターのケアマネージャー、佐久市社会福祉協議会の相談支援員、不動産業者や住宅供給公社の職員など、地域で住まいと暮らしを支えている41名が集まってくださいました。

今回の勉強会では、福岡県の大牟田市居住支援協議会牧嶋誠吾氏を講師としてお呼びし、居住支援の必要性とその背景、住宅部局と福祉部局の連携の重要性について、お話してもらいました。
牧嶋氏は、全国でもいち早く空き家を活用した居住支援に取り組まれてきた方です。

「居住支援」というとなかなか聞きなれない言葉ですが、実は今、住まいの問題への取組として注目されています。
今まで借りていた家の契約が、年齢を理由に更新してもらえない。
身寄りがいなく、保証人を立てられないので契約してもらえない。
体が不自由になって運転もできず、今までの家では暮らしていけない。
超高齢化社会を迎えて、そのような状況が起きているのだそうです。
高齢者だけではなく、障がいを抱えている方や、急な解雇により社員寮に住むことができなくなった方など、現実に住まいにお困りの方々もいらっしゃいます。

このような住まいにお困りの人たちを支えていくことが居住支援なのですが、単に家を探すのを手伝えばよいかと言えば、それだけではありません。
それは、誰もが住み慣れた地域で安心して住み続けていけるよう、その地域にあるネットワークやサービスが今まで以上に連携して、課題に取り組みながら、まち全体で一人一人の暮らしを支えていくことなのです。

牧嶋氏が、今までの経験を踏まえ、熱い言葉でこれからの住まいと暮らしを支えるために仕組みづくりが必要であることを教えてくれました。

講演のあとは、佐久の特産物の名前がついた6つのグループにわかれ、いろいろな職種の方々との意見交換会を行いました。

福祉にかかわる人と不動産業者との意見交換はほぼはじめての試みだったので、参加者も普段接することのない他業種からの意見はとても新鮮だったようです。

「行政、不動産業者の方それぞれの実情を聞けて、今後の支援に生かせると思いました。横のつながり(情報共有)が今後できればいいと思いました。」

「先々の困りごとを事前に相談できる場があれば、不動産業者や福祉ともに安心できると感じました。」

「それぞれの立場で困りごとがあることが分かった。連携し、情報共有することで解消できること、相談先が明確になることで前進できることがあるように思った

など、参加された方々からは、連携に向けて前向きな感想をいただきました。

最後に各グループで出た意見や感想のわかちあいを行いました。
佐久地域では、移住されてきた人が高齢になられていくので不安があることや、実は大学生など若い人たちの住まいもなかなか見つからないなど、現場の人が感じている心配ごとも共有しました。

今回の勉強会をきっかけに、誰もが安心して住み慣れた地域で住み続けていくことができる佐久地域を目指して、住まいと暮らしを支えていく人たちみんなで連携していきたいです!

 

この記事に関するお問い合わせ
佐久建設事務所建築課
0267-63-3159

 

 

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