こんにちは。商工観光課のアルクママです。

2023年11月11日に、しなの鉄道ラッピングトレイン晴星を貸し切り「ほろ酔い飲み比べ列車」を運行しました。

定員いっぱいの61名の方にご参加いただきました。ありがとうございました！

長野駅から軽井沢駅までのほろ酔いの旅、しゅっぱーつ！

車内で飲み比べたのは、

佐久地域　13蔵の日本酒
◆黒澤　生酛純米80(黒澤酒造)
「磨くだけが能じゃない！」敢えての精米歩合高めで醸造したお酒は、びっくりするほど高品質。熱めのお燗がgoodです。

◆佐久乃花　辛口吟醸(佐久の花酒造)
米の旨みと吟醸香をやわらかく感じ、キレ良くさらさら呑める吟醸酒。

◆澤の花　ささら超辛口純米吟醸(伴野酒造)
気品ある香りと味わい。キレがあり、サラサラ飲める超辛口。

◆和和和　特別純米ひとごこち(古屋酒造)
持ち味のジューシーな果実味に加え、長野県産「ひとごこち」のふくよかな甘みが特徴の旨口酒。極微炭酸。

◆亀の海　旨口純米(土屋酒造)
米の旨みをジューシーかつやわらかに表現したお買い得のご奉仕品。

◆よよいの酔　純米原酒(芙蓉酒造)
長野県佐久市産特別栽培米「高原のしずく」（コシヒカリ）を使用した純米原酒。ふくらみのある米の旨み、芳醇ですがスッキリ飲めます。

◆明鏡止水　純米吟醸(大澤酒造)
明鏡止水のスタンダード。透明感と飲み飽きしない穏やかな吟醸香や米の旨みが楽しめます。

◆牧水　生酛純米(武重本家酒造)
伝統手作り「生酛」による、コクとキレが特徴の純米酒。パンチのある飲み口はとても印象的。

◆浅間嶽　無濾過生原酒(大塚酒造)
浅間山の伏流水(硬水)で醸された、旨味とキレのある普通酒を生で3年熟成。癖になる逸品。

◆無尽蔵　ＯＲＯ(橘倉酒造)
自社田の「金文錦」、佐久のコスモス由来の酵母「SAKU-1」にて醸された酸味豊かなオール佐久のお酒。

◆寒竹 手造り吟醸(戸塚酒造)
野の花のような甘い香りと、きりりとした味わいが爽やかに口の中に広がる食中酒。

◆千曲錦　純米藤村のにごり酒(千曲錦酒造)
島崎藤村の名作「千曲川旅情のうた」の一節をもとに名付けられた「藤村のにごり酒」。とろりとした甘みと純米ならではの旨味に豊かさを感じます。

◆初鶯 特選生一本(木内醸造)
クセがなく、冷やしてもお燗しても楽しめて、食事と一緒に楽しめる純米吟醸。

６つのワイナリーのワイン

◆シードル・ドライ(アンワイナリー)
和食やデザートなどに合わせてどうぞ。キラキラと輝く溌剌とした女性たちへ向けて醸造
※フジ・シードルチャレンジ2019にて金賞受賞

◆シャルドネ２０２１(ドメーヌフジタ)
柑橘系フルーツのニュアンス、香ばしいビスケットのような香り、複雑みのある味わい
手除梗、足踏みスキンコンタクトなど昔ながらの手作り手法

◆シャルドネ(ミリボーテ)
品種本来の香りとしっかりとした酸、野生酵母ならではの複雑みが加わる

◆カムオン・メルロー(ジオヒルズ)
紅茶やチョコレートの香り、優しい果実味、しっかりしたタンニンと品種特有の土の香リ

◆晃葉・弧（きゆみ）(グランミュール)

ボルドー系の葡萄品種をブレンド。豊かな果実味のボリューム感の中に、酸味とスパイシーさ、柔らかなタンニンが楽しめる

◆ソラリス・信濃リースニング・クリオエクストラクション(マンズワイン)
凍結過程で果皮の細胞壁が破壊されて成分が抽出されやすくなり、非常に香味の優れた果汁が得られる。通常の3倍近い原料を使って贅沢に造った、極めて濃厚で、品種の特長が贅沢に引き出された極甘口ワイン
※日本ワインコンクール　：極甘口部門　金賞・部門最高賞
※ヴィナリ国際コンクール：部門最高金賞

 

ヤッホーブルーイングのクラフトビール
◆よなよなエール
柑橘類を思わせる華やかな香り。甘さを感じるコクと少し強めの苦み。ヤッホーブルーイングの看板ビール

◆インドの青鬼
ハイアルコールで、ホップを大量に入れているので、鮮烈な香りと苦みが際立つビール

【受賞歴】2011年の世界大会において金賞受賞

◆水曜日のネコ
グラスから立ちのぼる、青リンゴを思わせる爽やかな香り。ほのかなハーブ感がフルーティさを引き立て、すっきりとした飲み口。ベルギーの伝統的な製法で造られたホワイトエール

 

軽井沢ブルワリーのクラフトビール
◆清涼飛泉プレミアム
爽快な香りとしまりのある苦み。美しい光沢のゴールデンエール

◆プレミアム・クリア
爽快な切れ味。本場ドイツ風味。100%麦芽のプレミアムビール

◆プレミアム・ダーク
のど越し柔らか。豊潤で濃厚な100%麦芽のプレミアムビール

を飲み比べ。

 

日本酒は小海駅前　清水屋の小山社長さん

ワインは小諸市にある小宮山酒店のオーナー　シニアソムリエ岩下さん

ビールはヤッホーブルーイングと軽井沢ブルワリーの社員さんからの解説付きです。

 

おつまみは小諸市のBISTRO AOKUBI　で作ってもらいました。

地元食材への愛がこれでもかと詰まっているメニューは

信州サーモンと寒締めほうれんそうのオムレツ
五郎兵衛米（新米）と牡蠣、葉ピーマンのコロッケ
白土馬鈴薯と野沢菜、サバのポテサラ
佐久鯉と白菜のバター蒸し、スダチ添え
蓼科牛と凍み豆腐、椎茸、ブロッコリーの煮物
海老、山芋、山吹みその春巻き
鴨、りんご、ルコラのサラダ、バルサミコ風味
みりん風味の鶏レバー、焼き野菜添え
林檎チップで燻したシシャモ　春菊と胡桃のナムル
キャロットラペ　紫キャベツのマリネ
茹で落花生　大学芋　蕪と大根の浅漬け

ロースハム（ヤマブキ）とサルサヴェルデ＆熟成ソフトチーズ（ボスケソ）のサンドイッチ

屋代駅からは、定期運行時のものより大きいヘッドマークを装着して、今回の貸切列車特別仕様となっています。

西上田駅では40分ほど停車して、写真を撮ったり、休憩したり。

そうこうしているうちに、あっという間に途中下車する小諸駅に到着です。

今回参加された大のお酒好きの皆さん、好みのお酒は見つかりましたでしょうか？

車内では仲寒蝉先生による俳句ミニ講座もあり、希望者の方は紅葉まつりが行われている懐古園で吟行を行いました。

 

小諸駅前の停車場ガーデンでは、車内で飲み比べたお酒や、おつまみに入っていたデリカテッセン山吹のハム・ソーセージ、ボスケソ・チーズラボのチーズ、八千穂漁協の信州サーモンスモークジャーキーなども販売。

ここで買い物をしてもらえれば、今晩の晩酌セットが出来上がるという品揃えです。
参加者の方だけでなく、紅葉まつりにいらしていた方にもお買い求めいただきました。

小諸→軽井沢間では、俳句の入選作品を発表し、お好きなお酒をプレゼントしました。
吟行で先生から直接学んだ方の入賞率が高く、いい作品が生まれたのではないでしょうか。

この日がお誕生日ということを詠んだ方も入選し、車内も大盛り上がりでした。入選もお誕生日もおめでとうございます。

 

 

中軽井沢駅のホームから浅間山が見られるという車掌さんからの案内があり、スタッフY子さんが撮影した写真がこちら↓

この日も寒かったのですが、２日後が今年の浅間山初冠雪でした。

軽井沢駅に無事到着して、ツアーは終了です。

 

雲場池まで行ったお客さんは、「軽井沢の紅葉の見頃はちょっと過ぎていた」とのことで、写真を送ってくれました。

来年度も是非！というお声をいただいていますが、ラッピングトレイン「晴星」は残念ながら来年の３月で運行が終了予定とのこと。
職員一同、来年度の企画を思案中です！