2017.11.15 [ わたしたちの仕事 ]
歴史的な農業用水路に興味津々!探検気分?
14:40 「布施分水」
先に紹介したサイフォン管の入り口にあたるのが、この布施分水です。
用水は、ここから山を下って布施川の下を横断して再び対岸の山の上へとサイフォンの原理で押し上げて五郎兵衛新田へ送水する一方、御牧ケ原台地へも送水するため3:1の割合で水を分けています。
15:30 「大土手」
当時の水路は等高線沿いに山腹を縫うように掘り進め、崩落しないよう特に頑丈に造られた形状から大土手と呼ばれ、長野県の史跡に指定されています。
今回は時間の都合でバス車中からの見学となりました。
16:00 探検?も無事終了して小学校へ帰還!
キラキラと目を輝かせて説明に聞き入り、真剣な眼差しで一生懸命メモを取る姿勢に励まされながら、私たちにとっても充実した一日となりました。
終わりの会では、子供達から「昔の人の苦労がわかった。」「あんな遠くから用水路を造ってきてすごいと思った。」など、用水をめぐる先人の苦労や驚きの技術、それを体験して学んだことが心に残り用水への愛着を少しでも感じてもらえたなら大成功!
見学をとおして五郎兵衛用水にとってかけがいのない応援団(財産?)が今年もまた増えました!
追 伸
10月14日の浅科小学校「地域参観日」において、五郎兵衛用水を題材に子供達が作成した新聞発表を参観させていただきました。
佐久市では小学4年生の副読本により五郎兵衛用水についても学ぶようですが、やはり実際に現場を見るとでは全く違うようで、それぞれの子供達の感受性の豊かさに驚かされるとともに感心しきりでした。
間違いなく、この先も用水を大切に思ってくれることでしょう!
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