2017.11.15 [ わたしたちの仕事 ]
歴史的な農業用水路に興味津々!探検気分?
源水は標高1800mの蓼科山麓に位置しており「ごとごと」と水が湧き出る様子から「五斗水(ごとみず)」と名付けられたとか?
子供達は、持参したペットボトルに清冽な湧水を満たしてもらい、その場で味わう子、大事に仕舞う子、頭から浴びる子など様々でしたが、みんな一様にその冷たさ(水温8℃)に歓喜と歓声を上げるなどテンション“あげあげ”です。
12:00 「女神湖」(赤沼ため池) 青空のもと湖畔で昼食!
多くの観光客で賑わう女神湖ですが、実は農業用ため池で御牧ケ原台地の末端までおよそ50kmにわたる農業用水路の水源となっています。
因みに、女神湖のお隣にある「白樺湖」も農業用ため池!
13:40 「頭首工(とうしゅこう)」
川から用水を取り入れるための堰(せき)を「頭首工」と言います。
取り入れた用水に含まれた土砂は「沈砂池(ちんさち)」と呼ばれる施設で貯めて、「泥吐管(どろばきかん)」から吐き出すといった普段の管理作業を実演。
いよいよ探検のメインイベント!?
沈砂池の下流には、現在は使われていない江戸時代に開削された隧道(ずいどう)の一部がそのまま残されており、ヘルメット・軍手・懐中電灯を身に着けた子供達が潜入します。
ここでも好奇心を思う存分に発揮!
子供達から投げ掛けられる思い・想いの質問や驚きの言葉と感想を漏らしながら、興味津々で探検?を楽しみワイワイ・ガヤガヤ・キャーキャーとテンションもマックス!!
内壁は鑿(のみ)による削り跡がそのまま残っており、その一つ一つに指を這わせれば当時の槌音(つちおと)が聞こえてくるようです?
当時の農民たちの苦労は並大抵のものではなく、生活に直結して命を支える用水を水田に導くための先人の強い決意を、子供達もきっと感じてくれたことでしょう。
その他、採光のための横穴?松明を置くための窪み?短いトンネルの中にも様々な情報が一杯!
まさに「生きた教材」ですね。
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