2017.06.29 [ わたしたちの仕事 ]
樹齢90年のカラマツを製材しました!
こんにちは、林務課のちよちよです。
先日、小海町の製材工場で、樹齢約90年のカラマツの製材を行うとのことで、見せていただきました。
今回製材したのは、佐久市産のカラマツです。
太くて立派な丸太です!書いてある数字は、材の伐り口の直径で、すべて40センチメートル以上となります。
カラマツは樹齢が高いと芯が腐ってくるなどの現象が見られることがありますが、
この材はあまりそれが目立ちませんでした。
まず、丸太の状態を見て、節や傷がどこにあるのかを確認し、どのように刃を入れるかを決めます。
このとき、「どのような木目を描くか」ということを考えながら行うそうです。まさに職人技ですね。
赤みのある、きれいに通った木目が現れました。
次はこの材の『墨付け』作業を行います。
この板から何センチの幅で材を取る、といったことを決めていく作業です。
木材の板には『板目(いため)』と『柾目(まさめ)』という種類があります。
・板目材:板の木目が平行に通らず、山形や不規則な波形をしているもの。
・柾目材:板の木目が平行に通っているもの。
この2種類に分類しながら測っていきます。
この日は長さ4メートルの丸太を14本、板にして約250枚を製材しました。
節の多い部分は使用できないため、丸太の材積の4割程度が成果品の板となりました。
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