長野県では「日本一創業しやすい環境づくり」を目指しており、下記に代表されるような様々な創業者支援の施策を行っております。佐久地方事務所商工観光課では「創業者インタビュー」と題して、佐久管内にて創業された5年以内の事業者に訪問して伺ったお話を発信しています。
「長野県中小企業融資制度―創業支援資金―」
創業者等の法人事業税を課税免除する
「創業等応援減税」
登録された民間の専門家を派遣し、適切な助言等を行うことにより課題解決を図る
「専門家派遣事業(創業間もない事業者向け)」
多岐に亘る経営課題や、地域活性化のために、地域の支援機関の皆様と連携しながら対応する
「よろず支援拠点」
本日は佐久市にある「Cafe風香」代表の福士章さんにお話を伺いました。
―こんにちは。本日はよろしくお願いします。最初に創業のきっかけを教えてください。
私は出身が岩手県で、前職は全国転勤のある会社で婦人服販売の仕事をしていましたが、佐久市の空き家バンクを利用して名古屋から移住してきました。移住してみたところ、佐久にはカフェ文化があまり根付いていないと思い、自分でお店をオープンしようと考えたことがきっかけです。
―長野県に移住しようと思ったきっかけを教えてください。
旅行が好きで、長野県も何度か訪れたことがあり、水も空気も美味しくて住むのに最適な場所だと思い、長野県へ移住しました。
―移住前と後でギャップに感じたことはありますか。
特にありません。移住というとご近所との付き合いが難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご近所の方にも良くしていただいており、すぐ地域に馴染むこともできました。そのため、特にギャップに感じたことはありませんでした。
―このお店の特徴を教えてください。
当店は中国茶専門のCafeになりますのでメニューにコーヒーがありません。中国茶は茶葉によっていろいろな香りが楽しめるため、香りを楽しんでいただきたいことから店内は全席禁煙にしています。また中国茶は日本茶と違い、同じ茶葉で何煎も飲めるため、ゆっくり過ごしていただきたいと考え、靴を脱いで過ごしていただくようにしています。加えて、食事のメニューには原則動物性の食品は使わない、いわゆるマクロビオティックのメニューとなっております。
―創業にあたり参考にされたものを教えてください。
カフェを経営するための本を何冊か読みました。加えて、中国茶専門のカフェだけでなく、全国の有名なカフェを巡ってメニューや内装を学びました。
―創業前と後でのギャップを教えてください。
立地と客層は一致しないということがギャップでした。お店の周辺には、いろいろなお店や会社があるため、そこに勤務されている方が多く来店されると予想していたのですが、実際に来店されるお客様はHPを見てという方や口コミでという主婦の方が多かったです。
-創業して良かったことを教えてください。
何かを始めたいという方の後押しができることです。お客様と仲良くなっていろいろなお話をする中で、お客様の中に私もカフェ始めたいという方の相談に乗ったり、こういう商売をしたいという方の商品を当店に置いて販売をしてみたりということをできることが良かったです。
―今後の目標について教えてください。
長く続けることです。佐久にカフェ文化も根付いてきており、いろいろなカフェがオープンしてきています。今後このお店をどうしようと考えることもありますが、お客様から長く続けて欲しいとおっしゃっていただけるので、できるだけ長く続けられるよう努力していきたいと思います。
―本日はありがとうございました。
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