2017.01.23 [株式会社ドリームシップ代表 上野雄大さん]
元プロスキーヤー×スノーリゾート vol.2
2009年秋、野沢温泉に戻ってプロジェクトをスタートさせた上野さん。同年8月に結婚した、妻のマナミさんも一緒に活動を始めます。
生まれ育った場所で、スキーの魅力を伝えたい
- 野沢温泉に戻ってきて、お店を始めようと思ったのは?
上野さん)
いずれ戻ろうとは決めていましたが、何をするかは、漠然としていました。選手活動を終えて、セカンドキャリアを考えたときにかなり悩みました。結局、たどりついたのは、このフィールドでスキーに関わることで、その魅力をもっと伝えることができるんじゃないかということ。そのための拠点を持ちたいと思いました。
- お店は、活動拠点のようなイメージで?
上野さん)
そうですね。例えば当時、道具については、海外と比べると日本は何年も遅れているような状態でした。こんなに快適に滑れる道具がたくさんあるのに、情報が行き渡っていない。冬には何万人ものスキーヤー、スノーボーダーが来るのに、道具のメンテナンスやサポートをする場所もない。そこで、お客さんに合った道具を貸し出して一緒に滑ったり、メンテナンスをしたりという活動から少しずつ、プロジェクトをスタートしました。
- お客さんの反応は?
上野さん)
一緒に滑るとすごく喜んでもらえて。スキーの楽しさに行き詰っていた人が、「こんなに面白いんだ!」って笑顔になってくれることもありました。そういう経験が、情報になっていく。妻の活動のサポートや、ソチオリンピックのこともあり、徐々にさまざまな情報が広がっていきました。
- マナミさんは野沢温泉に移住してどうでしたか?
マナミさん)
移住に関しては、特に問題なかったですね。私は生まれも育ちも横浜ですが、子どものころからアウトドア好きの父に、夏は山や川、海、冬はスキーと、自然の中で生きる術を教え込まれていたので、それを存分に楽しめるフィールドで暮らせるというのは嬉しいです。
- じゃあ、意外とすんなり馴染んだ感じで。
マナミさん)
私自身、気軽に誰とでも仲良くなれるタイプということもありますし(笑)。スキー選手の中には野沢温泉出身の人も多くて。移住する前から、ここに来ると大会でいつも顔を合わせる仲間たちがたくさんいました。
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