2017.01.31 [株式会社ドリームシップ代表 上野雄大さん]
元プロスキーヤー×スノーリゾート vol.3
上野さん夫妻が暮らす野沢温泉をはじめ、県内にはさまざまなスキー場があります。世界各国を見てきた二人の目には、どのように映っているのでしょう。
信州のスノーリゾートの魅力は、まだまだ広がる可能性がある
- 信州のスキー場についてどう思いますか?
マナミさん)
私は「信州スノーリゾートアンバサダー」を務めて今年で3年目になるんですが、信州のスノーリゾートを見て思うのは、「作られてないスノーリゾート」ということですね。
- 作られていないというのは?
マナミさん)
そこにある自然が持っているポテンシャルを活かして、その土地を愛して住み続けている人たちが、来た人をもてなすというスタイルというか。マンションやホテルがドーンと建っているリゾート地とは少し違う感じのところがたくさんありますよね。
- そう言われると、県内各地、それぞれの地域柄を感じられるかもしれません。
上野さん)
僕は、南信はあまり行ってないので分からない部分も多いですが、長野県としては自然が豊かだということ…と言うと、当たり前だと思われるかもしれませんが(笑)。それでも、その自然を使い切れていないというか、もっとアイデアを加えていけば可能性はまだまだあると感じています。例えば、夏は自転車のコースを作ることをスキー場に提案して、5年ほど前から取り組んでいます。ゲレンデの有効活用と誘客ですね。
- 夏の楽しみも増えると、通年でお客さんも増えますね。
マナミさん)
ここは、リピーターが多い場所です。毎シーズン、この時期は「野沢温泉に行かなきゃ」っていう人がいて、迎える私たちも、「そろそろ皆、来るころだな」って思って。土地や人を気に入って「また来たい」と思ってもらえたり、「第二の故郷」と言ってもらえたりするのは、ありがたいですね。
上野さん)
野沢温泉は民宿が多いんですが、宿にもそれぞれ個性があるので、お客さんも個性に合わせて選ぶことができる。各宿に常連客がいて、お互い楽しくやりとりができる。決まったスタイルではなく、それぞれ個性があることが、大きな魅力だと思います。同じようなことが長野県全体の魅力としても言えるのではないでしょうか。
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