2016.02.02 [富士見高原リゾート株式会社(富士見町) 営業企画室マネージャー 藤田然さん]
高原リゾート×アウトドア用車椅子 vol.1
八ヶ岳の山麓に広がる富士見高原。
富士山、南アルプス、北アルプスの景観や、ハイキングや散策、サイクリングなどのアクティビティが楽しめる富士見高原リゾートは、数年前から「ユニバーサルフィールド」を目指し、環境づくりを進めています。
その取り組みの中心にいるのが、藤田然さん。「スーツ姿にチェーンソーを振り回し、ユニバーサルな道を切り開いた人」という噂を聞き、若干の不安を抱きながら訪ねると…穏やかな笑顔で迎えてくれました。
誰もが一緒に、感動を共有できる場所に
- 「ユニバーサルフィールド」って、どういう意味なんでしょうか?
子どもからお年寄りまで、障害者も介助者も、誰もが共に感じ、楽しむことができる場所です。バリアがあってもそれを楽しみながら解決できるように、環境づくりを進めています。
- 具体的にはどういうことを?
まずは、アウトドア用車椅子「HIPPO(ヒッポ)」を導入しました。「HIPPO」は大きなタイヤと長い持ち手で、介助者が簡単に操作できます。背もたれがリクライニングして、足も伸ばせるので乗り心地も快適。乗っている人も介助者も一緒に散策を楽しめます。
HIPPO
- 山道も行けるんですね。
結構、どんなところにも行けますね。3輪でシンプルなので扱いやすく、軽くて前輪も楽に浮かせられるので、子どもたちも「やりたい!」って率先してやるほどです。2011年6月に1台導入して、その後は少しずつ増やして、今は7台あります。ほかに、車椅子の前面に装着して前輪を浮かせるタイプの「JINRIKI(ジンリキ)」もあって、状況によって使い分けています。
- 「JINRIKI」は人力車っぽいですね。名前の通りで。
「HIPPO」はフランス生まれですが、「JINRIKI」は日本、しかも箕輪町の企業が開発したものです。リヤカーと同じような感覚なので、2、3分、レクチャーすればすぐに使えます。これは「HIPPO」の後に導入して、今は22台あります。
- どちらも、台数は結構ありますね。
敬老会や施設の遠足などで利用があると、1つの団体で7、8台は普通に出るので。そんなにたくさん必要なのかって話もあったんですが、誰がいつ来ても、借りられる状態にしたかったんです。
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