2011.03.08 [那美屋織物(飯田市) 小栗弘平さん]
皆が忘れていくようなことを残すことが仕事
-「太子間道(たいしかんとう)」と出会ったのはそのころですね。
「太子間道(広東小幡)」の絵図面が掲載されていた「世界美術館全集・東京国立博物館Ⅱ」(講談社刊)が1967(昭和42)年の発行ですから、そのころですね。「太子間道」は法隆寺や東大寺正倉院に残されている代表的な絹絣(きぬかすり)織物の一種で、経糸(たていと)によって絣柄(かすりがら)で縞を表現しているのが特徴です。経糸は1センチ間に約50本、緯糸(よこいと)は1センチ間に21本。経糸が細く密度があります。約1300年前にどのような技法で作っていたのかはわかりませんが、いつかはこの「太子間道」を織ってみたいと思いました。
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