2019.10.11 [ 生物多様性保全パートナーシップ協定 ]
ミヤマ株式会社のミヤマシジミ保護区で産卵試験を実施しました。
こんにちは。自然保護課です。
平成27年8月に締結した生物多様性保全パートナーシップ協定に基づき、ミヤマ株式会社様とミヤマシジミ研究会が、ミヤマ㈱の本社敷地内でミヤマシジミの産卵試験を実施しました。
ミヤマ㈱様には、本県の生物多様性保全パートナーシップ協定の第1号協定として、早くから希少種の保全活動にご理解をいただき、継続的に保全団体の活動に対する資金的支援や社内敷地内での保護区の整備、社内での学習会等に取り組んでいただいています。
9/26(木)には、ミヤマシジミ研究会のお二人が長野市の本社まで訪れ、付近の系統のミヤマシジミ♀を用いた産卵試験を開始しました。
ネットで覆った食樹コマツナギの植木鉢に放蝶し、数日間かけて産卵をさせる作業です。若手社員の皆様にも様子を見学してもらっています。
このあと数日間、社員の皆様による産卵確認や給餌作業が続くということで、翌日改めて、ミヤマシジミ研究会から実施方法のレクチャーを受けるということでした。
ミヤマシジミ(ネット越しでわかりにくくてすみません)
この取り組みを通して、多くの社員様や家族・地域の皆様に生物多様性や希少種の保全活動に興味を持っていただけたらと思います。
なお、ミヤマ㈱様の取組に興味を持たれたことがきっかけで、NTN株式会社長野製作所様でも同様の取組が実施されることになりました。(9/18ブログ参照)
おかげさまで、活動に拡がりができております。
ミヤマシジミに限らず、多くの生物多様性保全に関わる活動が県内で進められておりますので、興味を持っていただけたら幸いです。
【協定制度について】
企業、保全団体、行政の協働による生物多様性保全の取組が更に広がり、信州の豊かな自然環境が次世代へ引き継がれるよう、今後もマッチングを図っていきたいと思います。この事業に関心をお持ちの企業等のみなさまのご連絡をお待ちしています。
詳しくは長野県HPをご覧ください。
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