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ニホンジカ忌避剤散布地でアザミが開花しました

皆さん、こんにちは! 自然保護課です。

美ヶ原の忌避剤散布地で、アザミが開花しました。

先日、シカの食害を防ぐ試みとして、忌避剤を植物に散布する取り組みについてご紹介しました(忌避剤といっても主成分は、全卵粉末です)。

ニホンジカから植物を守るには防護柵の設置が一番ですが、資材を運べない、地形が険しい、積雪量が多い等、柵の設置が難しい場所もあります。こうした柵の設置できない場所での代替手段として、忌避剤を付着させ、ニホンジカが好まない植物にする、という取り組みを行っています。

忌避剤の準備は、サラサラの粉末を水に溶かすところから始まります。

粉末状の忌避剤を水に溶かします

とにかくよく混ぜます

水に溶かすとホットケーキのような少し甘い香りがします。よ~く混ぜてダマがなくなったところで、噴霧器に濾して注ぎます。

活用方法によりますが、噴霧器は背負い型だと両手が空いて散布しやすいようです。忌避剤は散布後にしっかり乾けば付着が完了するようですが、霧の多い美ヶ原高原では念のため10日に1度の頻度で散布してもらいました。

噴霧器で植物に付着させます

背負い型噴霧器だと斜面でも使いやすいようです

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