棚田からの遠望。飯綱山を望む。

さて、この姨捨棚田は、千曲川の左岸、三峯山の北東側、山腹斜面の標高460メートルから550メートルにある棚田です。

◆実は、ずっと気になっていたのですが、この姨捨棚田は全部で何枚あるのか？
先日、千曲市役所の担当者に聞いてみたところ、答えは千曲市のホームページにあるとのこと！
早速、閲覧させていただきました。
→その結果、千曲市の公式ホームページでは、『全体で25ha、約1,800枚（!!!）』と掲載されていました。長年の疑問がようやく解決できました。

■ホームページには、次のような役割が棚田にあることも書かれていました。
◇食料の生産
◇国土・自然環境の保全　…　洪水防止や土砂流亡防止など
◇水資源のかん養　　　　　…　水の貯留や水質浄化など
◇保健・休養の場の提供　 …　農作業体験を通じた健康ややすらぎなど
◇景観や文化資源の提供　…　独特の景観美や伝統的稲作技術、民族文化など

◆姨捨棚田は、文化庁から平成11年、全国で初めて「国の名勝」に指定されています。
指定名は『姨捨（田毎の月）』。
指定地区は、長楽寺地区・四十八枚田地区・姪石地区・上姪石地区だそうです。
実は、同じ平成11年に、農林水産省によって、『棚田百選』にも認定されています。

更に、平成22年には、文化庁から『重要文化的景観』にも選定されているそうです。長野県では初めての選定ということです。

素晴らしい棚田ですが、今日までこの棚田を守るために沢山の人の力が必要だったと思います。

☆今回のブログには、先月台風１８号が通過した好天の中、撮影してきた画像を使っています。