どちらも昭和４６年に現在の場所に移築・改修され、長野県の県宝となっています。現在は使用していませんが、外観は、周囲のカラマツ林と調和して物語にでも出てきそうな、素敵な雰囲気を醸し出しています。

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戸隠神社信仰遺跡

奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社からなる戸隠神社は、平安時代から修験道が行われ、日本有数の霊地として有名です。最近は、「パワースポット」として全国的に人気だそうで、平日にも関わらずこの日もたくさんの方が訪れていました。

宝光社や中社は駐車場からすぐに行くことができますが、奥社までは約２Kmの参道を往復１時間ほどかけて歩いてきました。

　【奥社　参道の随神門・杉並木】

JR東日本のCMで女優の吉永小百合さんが入ったという杉の木の穴には、しめ縄が巻かれています。（同じシチュエーションで写真を撮ろうとする人の行列ができてしまい、樹木の保存や景観上の配慮から穴に入らないようにしていただくためとお聞きしました。）

この杉並木も県の天然記念物に指定されており、随神門から約５００メートルにわたって２００本程のクマスギの並木が続いています。

普段、あまり意識することのない「文化財」ですが、歴史的、文化的価値の高い建築物、美術品、史跡、名勝など、結構身近にあるものです。そんな環境に感謝しつつ、時にはその歴史や文化的な価値に目を向け、県民の財産として大切に保存していきたいものです。

また、県内外の多くの方々に、その存在を知っていただき、実際に訪れていただけるとうれしいですね。