寒い日々が続いていますので、前回に引き続き木質バイオマスの話をします。
今回は、木質ペレットの製造方法の話です。
木質ペレットとは、間伐材等の木材をオガコ状にしてそれを機械(ペレタイザー)で圧力をかけ固めた木質燃料です。固めることにより、流動性がよくなりストーブ等の燃料として使いやすくなります。
上伊那森林組合バイオマス工場における製造過程を説明します。
1 間伐材等の丸太をおがこ製造機で「おがこ」にします。
樹種は、カラマツ及びアカマツです。
おがこ製造機
おがこ
2 おがこの水分を飛ばします。
なお、ボイラの熱源は、商品とならない短いペレットや長いペレットを使用しています。
3 成型機(ペレタイザー)で圧力をかけてペレットにします。
おがこがペレットとなる仕組みは下記 ペレットクラブのホームページを参照してください。
http://www.pelletclub.jp/jp/pellet/making.html
4 振るいにかけて、短いペレット等を選別します。
5 梱包機で、10㎏の袋に詰めます。
長野県内には、上伊那森林組合以外に南信バイオマス協同組合及び長野森林組合で県産材のペレットを製造しています。
次回は、薪の製造に関しての話をしたいと思います。
<本件に関するお問い合わせ先>
林務部信州の木振興課県産材利用推進室
TEL:026-235-7266
FAX:026-235-7364
メール:mokuzai@pref.nagano.lg.jp
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林務部 森林政策課
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FAX:026-234-0330