2023.09.08 [ 総務管理課 ]
7年連続全国No.1!信州は日本に誇る交通マナー大国?!
では、なぜ長野県は、停止率が高いのでしょうか。
9月6日に長野県交通安全運動推進松本地方部(県、市、警察)で松本市島内小学校にて実施した横断歩道マナーアップ運動啓発の際にその秘密に迫ってみました。
手を挙げて、左右を確認して横断歩道を渡る児童たち、横断歩道の手前で徐行・一時停止をして歩行者に「どうぞ渡ってください」とハンドサインを送る自動車の運転手。さすが全国No.1長野県。児童たちが横断歩道の前で自動車が停まってくれるのを待つという時間はありませんでした。歩行者優先の適切な横断歩道マナーがそこにはありました。
さらに!驚いたのはその後です
児童たちは横断歩道を渡り切った後、車道側を振り返り停止してくれた左右の自動車に向けて深々お辞儀をしていました。
長野県が全国No.1である理由はここにあるのだと感じました。
「停まってくれてありがとう」と歩行者にお礼をされてうれしくない人はいないですよね
歩行者、自動車の運転手、双方の思いやりが相まって信州の横断歩道の安全は守られているんだなあと感動しました。
啓発終了後、校門の前で児童たちを出迎えていた校長先生に児童たちのお辞儀について尋ねてみました。
R:「今日は、ありがとうございました。子どもたち、横断歩道を渡りきった後に停まってくれた自動車の運転手に対してお辞儀していましたね!きっと運転手の方も心温まり、今後も一時停止を心がけるようになると思います。学校で先生たちからお辞儀をするように指導をしているのですか?」
校長先生:「こちらこそ当校で啓発していただきありがとうございました。学校ではそのような指導はしていません。私たち教員も子どもたちの自主的な思いやりの行動に感心しています。集団登校などでお辞儀をしている上級生の姿を見て、下級生も続いてお辞儀をすることが習慣付いて引き継がれているのだと思います。」
自動車は停まって当たり前なのに、お礼をされるとなぜか良いことをした気になりますよね。
他県では、歩行者がお辞儀をする文化はなく、Twitter(現:X)にて自動車に向けてお辞儀をする子供の動画が万バズしていました。長野県民の皆さんは、運転をしていて一度はこの光景を目にしたことがあるかと思います。長野県民独自の思いやりの文化なんですね
運転手の皆さんは、これからも「横断歩道の手前では徐行!歩行者が横断しようとしている場合は一時停止!」を心がけ、全国No.1の思いやり、交通マナー大国信州を語り継いでいきましょう!
また、歩行者の皆さんは、振り返りお辞儀をするまでとはいかずとも、停まって自分の安全を守ってくれた自動車に対して会釈やハンドサインで感謝の意を伝えましょう。自動車の運転手にはしっかり伝わっていますよ
県では、9月を「横断歩道マナーアップ運動」期間として啓発活動等を実施しています。今年松本管内で発生した交通死亡事故の半数は、夕暮れ時や夜間といった、道が暗く、視界が悪い時間帯に発生しています。これからの季節は、日の入りがますます早くなります。通勤・通学の時間帯とも重なりますので、横断歩道を通行する際は、十分留意して徐行の上、通行してください。
↓県HP『9月1日から「横断歩道ルール・マナーアップ運動」を行います~歩行者事故ゼロを目指して~』
https://www.pref.nagano.lg.jp/kurashi-shohi/happyou/220825press.html
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