来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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松本で感じた初夏の風物詩

こんにちは、松本生活2年目の地域振興局林務課 バグゥ-ス(Bagus)です。
※昨年度のワールドカップサッカーで、ブラボー(イタリア語)が話題となったかとご記憶の方も多いと思いますが、インドネシア語で同義の言葉をバグゥ-スと言います。
初夏になり、季節を感じさせるいろいろなことがありますね。その中で
Bakushuってご存じですか?音だけで聞くと麦酒(ビール)を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、麦秋です。人生の半分近くを県外の街中で生活していたこともあり、私自身この言葉を実感したことがありませんでした。

麦秋という言葉自体は『麦秋』(監督:小津安二郎 1951年)で聞いたことがある程度でしたが、最近このシナリオを読む機会があり、通勤途上で目を楽しませてくれている風景が、『麦秋』を実感させてくれました。(終戦後の作品で、悲惨な戦争を経験した上での台詞には、様々な思いが想起され、次は映画をみたいと思います。)
みてください

ナウシカの最後に現れるような黄金の草原を!

 

寒く厳しい冬を乗越え4月に春の先頭を走るような青々とした姿をみせていたのが、こんな姿をみせてくれるとは素敵ですよね。
麦秋が初夏の風物詩(風景)であることを実感することができた2023年です。

さて、これまで私が感じていた風物詩は音(カッコウの初鳴き)です。カッコウは、別名夏告げ鳥とも呼ばれ、古くから日本人とつながりのある鳥なんです。また、ほかの鳥の巣に卵を産み落として育てさせる(托卵)する鳥としても知られており、仲間にはホトトギス、ツツドリ等がおります。そして、もう一つの特性として、ツバメ等と同じ渡り鳥で、東南アジアの方から繁殖のためにやってくる夏鳥なんですよ。
私は毎年、自宅の近く(飯田市鼎)で聞くカッコウの最初の囀り(初鳴き)を記録してるのですが、この10年間で早いときは5/13、遅いときで5/27で2週間程度のばらつきがあります。(遅かった年は東南アジアでの山火事がニュースとなっていて何か影響があったのではと思いを巡らせてました。)
今年の松本市島内で初鳴きを5月19日に聞きましたよ。(因みに去年は5月22日)

皆様の近くでは、鳴き声、もう聞きましたか?

街中でも、比較的見通しの良いところに囀りながら止まっているので是非探してみてください。(参考:令和2年まで気象庁でカッコウの初鳴きデータを観測。)
余談ですが、都会育ちの知合いがカッコウの鳴き声を聞いたとき信号の横断時の発音と間違えて、信号が壊れているんじゃないかと心配してたことがありました。彼にとってカッコウは鳴き声でなく信号の音だったのがビックリでした。)

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