2020.06.04 [ 林務課 ]
第5期 さとぷろ。学校がスタートしました!
こんにちは。
松本地域振興局林務課 安曇野市担当AGです。
突然ですが、「さとぷろ。」って聞いたことがありますか?
「さとぷろ。」は安曇野市里山再生計画の愛称で、今年度から5年間の第2次計画がスタートしました。
現在の里山が抱える問題を明らかにし、次代につなげる里山の再生を目指すための取組の方向性を定めたものが「さとぷろ。」で、主に4つプロジェクトで構成されています。
詳しくはこちら→ さとぷろ。ホームページURL:http://azumino-satopro.org/
その中の里山学びの環プロジェクトの一環としてさとぷろ。学校があります。
さとぷろ。学校は、里山における活動の入門として、森林に関する知識、里山で活動するために必要な技術を身につけ、なにより里山で楽しさを知ってもらうための講座です。
先日、さとぷろ。学校の開校式と第1講が開催されましたので、その様子を報告します。
今年度で第5期を迎えた、さとぷろ。学校は、新型コロナウイルスの影響により開催が危ぶまれていましたが、緊急事態宣言が解除となり、感染予防対策を講じることにより、開催されることになりました。
会場は、安曇野市三郷南小倉林業研修センター
会場では常に換気を行い、全員マスク着用、なるべく距離を取る、手指消毒を行うなどの感染予防対策を講じた
室内での講義は時間を短縮し、里山活動での注意点や、さとぷろ。の概要などが説明されました。
受講生も真剣な表情で講義を受けていました。
さとぷろ。コーディネーター羽賀さんによる安全に関する講義
安曇野市耕地林務課 田原主任によるさとぷろ。の説明
昔の安曇野市では里山資源が活用されていたが、大正~昭和にかけて過剰な伐採によりはげ山が多く存在していたという歴史が印象に残った受講生が多かったようです。
現在の安曇野市は、マツクイムシの被害により枯れてしまったアカマツの林や、手入れがされずに放置されるカラマツやヒノキの林など、荒れてしまった里山をどう再生するか?というのがさとぷろ。が取り組む大きな課題です。
さとぷろ。学校第1講は、「里山について」をテーマに、安曇野市三郷にあるファインビュー室山の周辺の森林を歩きながら講義を聞いて、目で見て、肌で感じて、里山について考えてもらいました。
講師は、長野県林業総合センター指導部の小山 林業専門技術員です。
「木を見れば、その木の人生が見えてくる」という言葉が、受講生によく響いたようです
アカマツの林など明るいところでは、「ヤマウルシ」に要注意!大きな特徴は、対になって生える葉と、赤い軸です
アカマツの葉は、合わせると円になる、アカマツは枝を見れば、樹齢が分かるといった面白い話が次々に飛び出してきます。
昔の室山は御巣鷹山として利用されており、昔からアカマツが大切にされてきた場所です。
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