2016.03.07 [ 林業総合センター ]
春がそこまで
林業総合センターです。
雪が無い正月を迎えたかと思えば、1月中旬には突然の大雪があり、月末には数年ぶりの雨氷と、せわしない冬ではありましたが、気がつけば立春をとうに過ぎてもう3月。
長野県よりも暖かい地域では、早咲きのサクラやウメの便りが聞かれるまでになりました。このブログでも早春の花の一つであるロウバイが咲いたという報告が載せられていました。
松本の街中よりも200m以上標高が高い林業総合センターですから、春の便りが届くのは遅いのですが、それでも・・と思ってまわってみました。
構内の一角に、一本だけですが、マンサクの花が咲き始めていました。
紙の「ひも」を思わせるような細長くて黄色い花びらが特徴的なマンサク。
よく見ると、おしべやめしべのある「がく」の部分が赤く、実はとてもカラフルです。
マンサクという名は、一つの木にたくさんの花を咲かせるところが「豊年満作」をイメージさせるという話と、春真っ先に咲くから「まず咲く」がなまって「マンサク」になったという説があります。
マンサクの花はとても小さいので、近づいてみないと、なかなか良くわかりませんが、満開になっていると遠くから見ても黄色く輝いていますので豊年満作というイメージもわかります。
まだまだ冬木立に囲まれた林業総合センターですが、春の足音はすぐそこまで来ているのだということが改めて感じられました。
春は里から徐々に上がってきます。林業総合センターの花が美しくなるのは、新年度に入ってからになると思いますが、冬木立の中で少しずつ春への準備をしている植物たちに出逢いに、林業総合センター構内にある森林学習展示館を訪れてはいかがでしょうか。
森林学習展示館は、月曜日と祝日の翌日は休館ですが、土曜日、日曜日も含めて午前9時から午後4時まで開館して、皆さんの訪問をお待ちしております。
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