2020.04.30 [ イベント松本農業農村支援センター ]
春の農作業安全運動月間が始まります!!
松本農業農村支援センターです(4月から、松本地域振興局農政課と松本農業改良普及センターが統合されました!)。
先々週くらいは見ごろであった桜も散り始め、イベントや仕事、旅行など様々な部分で自粛や自宅待機を要請されている今日この頃ですが、農繁期を迎えようとしています。
そこで、長野県では、今年も5月1日(金)から、5月31日(日)まで春の「農作業安全運動月間」を実施します。
県下では、大変残念なことに、昨年農作業中の死亡事故が11件発生しており、全国的にも高い水準です(今年もすでに3件発生しております!!)。
特に、農作業死亡事故の40%以上は70歳以上の農業者というデータもあり、高齢の方は慣れた操作と甘く見ずに、一層の注意が必要です(60歳~69歳の農業者も農作業死亡事故全体の20%以上を占めます)。
また、事故はトラクターやスピードスプレヤーなどの転倒・転落によるもの、野焼きによるものが非常に多く、特に疲れが出始める昼前や夕方に多く発生しており、若い農業者にとっても他人事ではありません。
農作業事故をゼロにするために、次のことに気を付けましょう!!(チラシもぜひご確認ください!!)
・農作業機械を使用するときは、始業点検や周囲の安全確認をしっかり行い、安全な運転操作を心がけましょう。
・点検や異物を除去する際は、必ずエンジンを停止させましょう。
・トラクターを公道で運転する際には、必ず左右のブレーキを連結させましょう(急旋回による横転等を防ぐ)。
・安全キャブ・フレームがついているトラクターを利用し、必ずシートベルトを着用しましょう。
・道路では、後続車にわかりやすい位置に「低速車マーク」や「反射板」を取り付けましょう。
・耕耘機をバックさせるときは、必ず後ろを確認しましょう。
・草刈機を使用するときは、安定した足場で作業をし、小石などの飛散を防護する衣服を身につけましょう。
・万が一の事故に備えて、「労災保険」に加入しましょう。
最後に、農作業事故は交通事故と同様に疲労や過度な焦り、一瞬の気のゆるみ等による判断力の低下によって引き起こされます。作業の際は、休憩を十分にとり、一人での作業は避け、家族や友人同士で声を掛け合いながら作業を行いましょう(今はソーシャル・ディスタンスにも気をつけながらではありますが・・・)。
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