来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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計量女子の計量検定所日記「風呂上がりに『はかる』を見つけた話」

こんにちは!計量女子です。
最近の計量女子は「一般道だけを使って行く県内の日帰り温泉巡り」にはまっています。
先日も、家から車で1時間半の場所にある日帰り温泉に出かけてきました。

湖を眺めながらソフトクリームを食べ(※ソフトクリームの写真はありません。)

洗車したての車を見て「あれは…いいものだ…」と自己満足に浸り
(※この後すぐに梅雨入りしたので、せっかくの手洗い洗車はだいなしになりました。)

せせらぎの景色に心を洗われ

極上の露天風呂を堪能し
(※風呂にカメラは持ち込めないので看板の写真を撮りました。)

そして、風呂上がりと言えばこれです。

この写真、牛乳びんに正の字のようなマークがついているのが分かりますか?
(相変わらずピンボケの写真ですみません。)

これは「丸正(まるしょう)マーク」といって、計量法に基づく「特殊容器」に必ず付されているものです。

「特殊容器」とは、ある高さまで液体を満たした場合に容器に示された体積になるよう製造された、透明または半透明のびんの名称です。
(「まるしょうびん」と呼ばれることもあります。)
特殊容器に入れて販売することを認められている商品は、牛乳、しょうゆ、食酢、酒類などの12種類に限られています。

特殊容器制度は、戦後間もない昭和31年(1956年)に始まりました。
当時は液体充填装置の精度が今ほど高くなかったこともあり、製品の体積が正しく量られているかを検品する作業は、とても大変だったようです。
一定の高さまで液体が入っていれば正しく計量したと見なされる特殊容器は、制度が始まった翌年の昭和32年(1957年)には日本のびん総生産量の27%を占め、ピーク時の昭和48年(1973年)には15億本が製造されるまでに普及していきました。
現在は、自動充填装置の精度の向上とともに特殊容器の需要も低下し、2005年(平成17年)には、日本のびん総生産量に対する特殊容器の割合は3%まで落ち込んでいます。

この特殊容器、牛乳びん以外では、ビールびんや日本酒の一升びんなどで見かけることができます。
お家での晩酌や、びんの牛乳を飲む時などに、丸正マークを探してみてはいかがでしょうか。

ご馳走様でした!美味しかったです。

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