2024.12.28 [ 自然・観光地松本農業農村支援センター ]
今年のキノコ狩りを振り返って
皆さん、こんにちは。農業農村支援センターの山ガールです。
最近も山登りには出かけたのですが、写真を撮っていなかったので、秋に出会ったキノコを紹介したいと思います。
普段は、山をひたすら登ってばかりですが、里山でキノコを見つけると季節の贈り物に心が躍ってしまいます。昨年は、高温と雨不足でキノコが不作の年でしたが、今年は高温でも雨があったので、キノコが豊作となりました。今年はキノコの発生が平年よりも遅く、10月に入ってやっと確認できるようになりました。キノコの生育は、気温と温度、雷に敏感に反応するので面白いです。
今年10月に収穫したキノコは、毎年松本合庁で開催されている鑑別相談に持ち込み、「食べられるか、食べられないか」を判定してもらいました。鑑別相談会は、9月下旬から10月の火・木曜午後2時から開催されました。キノコは、食用と毒キノコの違いを見極めるのは非常に難しいので、皆さんもキノコに詳しい人に見てもらい、怪しい物は絶対に食べないようにしましょう。
まずは、キノコ初心者が見分けやすい食用の「アミタケ(ヌメリイグチ属)」。傘の裏が網状で赤松に生え、ゆでると赤くなるのが特徴です。
こちらは、食用の「ヌメリイグチ(ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属)」。毒キノコの「チチアワタケ」に似ていますが、柄につばがあれば食べられる「ヌメリイグチ」です。味噌汁やうどんに入れて食べるのがおすすめです。群生して生えてくるので、沢山とりやすいです。
食用の「アカヤマドリ(イグチ科アカヤマドリタケ属)」。炒めると黄色になる。傘が開くと柔らかくなりすぎる。油との愛称がよいので、バターで炒めてパスタに入れるとおいしいと鑑定士さんから教えてもらいました。エリンギのようなコリコリとした触感が良いです。
食用の「カワリハツ(ベニタケ科ベニタケ属)」。ベニタケ属のキノコは、白色・黄色・赤色・褐色など様々なものがあり区別が難しいのですが、カワリハツは薄黄~ピンク~紫色に変化する特徴があります。傘の線が濃いものは食べられない、食べて辛いものはやめると鑑定士に助言をいただきました。
毒キノコ3種で、左から「アケボノドクツルタケ(テングタケ属)」、「クサハツ(ベニタケ属)」、「サマツモドキ(キシメジ科 サマツモドキ属)」。
キノコは、食用と毒キノコの違いを見極めるのは非常に難しいので、私は鑑定してもらってから食べるようにしています。繰り返しになりますが、皆さんもキノコに詳しい人に見てもらい、怪しい物は絶対に食べないようにしましょう。
最後に、今年10月13日に登った燕山荘からのパノラマモードで撮影した景色をお届けします。右側手前の山が燕岳、左奥のとがった山が槍ヶ岳です。
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