2019.02.01 [ 林務課 ]
地域の里山を自分たちで整備しよう!
こんにちは!
安曇野市担当AGです。
毎日寒い日が続きますが、雪にも負けず現場に出かけたいと思います!
先日、安曇野市明科の清水地区において、里山整備を進めるための作戦会議を行いましたので、その様子を報告します。
今回参加したメンバーは、地域の皆さん、NPO法人、林業事業体、安曇野市、AGです。
まずは、清水地区で困っていることを挙げてもらいました。
1 野生動物の被害
この地域では二ホンジカやイノシシが多く、農作物が荒らされるとのことです。
2 竹林の整備
昔は集落周辺にあった竹林から竹を切り出し、生活の中で活用していましたが、生活様式の変化や、空き家になることによって、竹林が勢力を拡大し、今や田畑や生活道路、県宝「光久寺薬師堂」へ侵攻しようとしています。
3 アカマツの枯損木
マツクイムシの被害に遭い、枯れてしまったアカマツが里山の中に多くあり、いつ倒れない状況で、非常に危険です。
次に、解決するためには、どうするかを検討しました。
1については、集落周辺の里山を整備して、見通しを良くして野生動物を寄せ付けないようにする。
2については、まずは「光久寺薬師堂」の周りの竹林を整備して、侵攻を防ぐ
3については、素人には枯損木の伐採は危険なので、プロにお願いする
というような意見が出ました。
お茶を飲みながら、和やかな雰囲気での作戦会議です
実は、こういった地域の里山を自分たちで整備する取組を支援する制度が、長野県森林づくり県民税(森林税)を活用した事業にあります。
その名も、「里山整備利用地域」制度です。
森林税、里山整備利用地域についてはこちら↓
長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/sangyo/ringyo/shisaku/kenminze/kenminzei.html
例えばどんな支援が受けられるかというと、
竹林を整備する際に使用するノコギリやヘルメットの購入や、伐採した竹を竹炭にするための無煙炭化器を購入するための費用など、これから地域で自主的に森林整備を進めていくための資材を購入するための費用などです。
里山整備利用地域の認定を受けるにあたっては「里山整備利用推進協議会」を設立する必要がありますが、そちらもこの清水地区が主体となって進めていきます。
誰が、いつまでに、何をする必要があるかを検討しました。
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