2019.10.15 [ 自然・観光地 ]
松本合庁トレッキング部活動報告⑥
こんにちは! 松本合庁トレッキング部事務局です!
松本管内の北西境に位置する「有明山」は、標高が2268mと低く山頂も樹木に覆われ眺望を楽しむという山でもないため訪れる登山者は少ないようですが、3つあるどのルートも急登があり大変険しい山として知られています。
9月14日(土)に第6回活動として「有明山トレッキング」に行ってきましたので、その様子をお伝えします。今回は松川村の馬羅尾高原から有明山を目指しました。
当日朝、麓のすずむし荘から見た有明山です。近そうで遠い山頂です。
馬羅尾高原の登山口は、災害復旧工事のため約600m手前で車両通行止めとなっていました。そこにあった登山ルートの注意書きには「渡渉箇所全てが不明」とあり、前途多難な山行が予想されました。
最初の渡渉です。石が滑るのとやや水量もあって慎重に渡りました。
基本的に登山道は沢に沿って伸びていますが、沢の渡り返し(渡渉)があったり林の中を進んだり、場所によっては崩落により山道が付け替えてあったりするので、道を見失わないよう注意が必要です。
沢には比較的新しい石礫が大量に流下していて、数年前にあった豪雨災害の激しさが分かります。
沢の中を進むときは、流れを避けながら自分でルートを探して登っていきます。
時にはヤブ漕ぎもあります。
そして歩くこと2時間。ようやく不動滝に到着です。
有明山へはもう少し沢を進んで、左の山腹を登る九十九折れのポイントまで行く必要があります。したがってこの滝はどうしても越えなければならず、滝の右側を慎重によじ登って通過しましたが、岩がヌルヌルで緊張しました。
無事に滝を越えてしばらく進んだところで、アクシデント発生!
先頭の部員が滑る石に足を取られ転倒し負傷する事態に。幸い腕の擦過傷と胸の打撲で済み歩行には問題ありませんでしたが、他の部員から「登頂できたとしても疲労した足でこの滑る沢を下るのは危険だ」との冷静な指摘があり、九十九折れのポイント(写真)まで登ったところで下山することにしました。
途中撤退したことにより時間的に十分余裕があったので、登山口近くまで下ってきたところで大休憩にして、山ランチ(ジャガイモ、ウインナー、アスパラガス、トマトのバジルソース炒め)を作って美味しくいただきました。
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