農地整備課の小林です。
5月27日、安曇野市にある国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)で、
“オオルリシジミ”と“クララ”の観察会がありました。
“オオルリシジミ”は、九州の阿蘇地域と長野県にしか生息していない希少なチョウで、環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠAに指定され、長野県では固体の捕獲には届出が必要となっています。また、“クララ”はその幼虫の唯一の食草で、クララが無いとオオルリシジミは生育できません。
「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」を立上げ保全に取り組んでおり、その関連でイベントが行われ、今回は国営アルプスあづみの公園が主催し、(財)日本自然保護協会が協力して行われました。
午前中は、帝京科学大学講師の江田先生による講演と、観察会を行いました。
会場は満席で、公園の方はかつて無い盛況ぶりだと言ってました。
オオルリシジミは3cm位の小さなチョウで、クララの花にとまり、近くに行っても逃げず、よく観察することが出来ました。
成虫は2週間ほどしか生きられないそうです。
午後は、クララの移植状況確認調査に協力しました。
オオルリシジミはクララの花に産卵し、約1週間で幼虫となります。
今回は、一株のクララに幾つ花があり、その花に幾つ卵があるかの調査でした。
卵は、肉眼でははっきり見えないほど小さく、虫眼鏡で確認しながら行いました。
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