2014.01.18 [ 文化・伝統 ]
厄払いの牛伏寺 歩き疲れも、「ご利益」いただき。
「厄払い」、「厄除け」の季節になりました。
松本で厄除けと言ったら「牛伏寺」かと思い、今年の厄除縁日大祭の行われている12日の午後に行ってまいりました。大祭の2日間で10万人が訪れるということで、寺へ向かう道路は大渋滞。
厄年だから何かが起きるということではないのでしょうが、何もしないと気持ちの整理がつかないからとお祓いを受けて、あとは何も気にせず過ごしたい。そんな思いで行くことに。
厄年を気にしても仕方ありません。
いただいたお守りにすべてを託して、1年間頑張ります。
金峯山「牛伏寺」は、真言宗智山派の寺院で、本尊は11面観音。鉢伏山の中腹にあるこのお寺は、大変広く、仏像や建物が重要文化財などに指定されているとのことです。
寺伝では、聖徳太子の時代までさかのぼる伝承のある寺院。都から善光寺へ大般若経を奉納する途中、2頭の牛が現在の地で動けなくなり、そこへ寺を建てたという伝説から寺の名前がついたとか。
厄除けに多くの人が足を運ぶと聞いてはいましたが、さすがにびっくりでした。
12日午後遅くというのに、山麓線から山道に入ったところから渋滞でクルマは動きません。
やむなく、クルマをおいて坂道を歩いて行くことに。3キロ近くあったかも。
雪道で急坂、もう勘弁してくださいという感じでした。
クルマも延々。お疲れさまでした。駐車場に着いても、そこからが遠いのです。
何軒もの露店を見ながら、ゆっくりと1時間近くかかったでしょうか。
やっと入り口到着。まだ、先は長いのです。
お線香を焚いて。
御祈祷の申し込みをして、観音堂(本堂)で祈祷が行われます。7、8人のお坊さんがお祈りするのには驚きでした。
祈祷では、まきが焼かれます。
まきを人間の煩悩に見立てて、そこに導師が点火し、あらゆる煩悩を焼き清めるということです。祈りが、火に託され、ご本尊に届けられ願いが叶うということです。
びんずるさまです。今年の健康をお願いし、さわり放題。
お参りを終えて山門をくぐる皆さんには、なんとなく笑顔が。
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