来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

「生坂たばこ」を知ってますか?

みなさんこんにちは。企画振興課のBです。

近年はタバコが身近な嗜好品でなくなっておりますが、「生坂たばこ」ってご存じですか?
生坂村上生坂にある「照明寺」に、記念碑があります。気になったので、行って来ました。

こちらが、照明寺です。山門や境内などきれいに整備された立派なお寺です。
こちらが、記念碑です。
「生坂たばこ350年記念碑 日本専売公社高崎地方局生産部長〇村誠書」とあります。
※・・・〇部分が削れて読めませんでした。

生坂たばこは、江戸時代から筑摩郡上・下生坂村(現在の生坂村)を中心に生産されていたタバコのことです。
照明寺の住職である良憲和尚が修行で出掛けた長崎でポルトガル人から種子を購入し持ち帰り、寺で栽培したのが始まりとされています。
栽培が始まったのは、慶長年間(1596~1615)とされ、当時は13町余(約0.129k㎡(東京ドーム2.7個分)のタバコ畑があり、米作のできにくい山村の商品化作物として重視され、明治初期まで盛んに栽培されました。

当初は葉タバコでの流通でしたが、安永年間(1772~1781)に刻みタバコに加工して出荷するようになり、江戸で「生坂切粉」として、大人気となったそうです。

明治以降は、蚕糸業に押され衰退し、現在では、ほぼ栽培されていないようです。

 

生坂村へ仕事で行く機会は多いのですが、こんな歴史を語る石碑があるのを、知りませんでした。
これ以外にも管内には多くの史跡があろうと思うので、いろいろ調べてみたいと思います。

近くに行ったら、是非お立ち寄り下さい。

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