こんにちは、林務課のブルーハーツです。
リンゴといえば、青森県産が思い出されると思いますが、長野県(特に安曇野産)のリンゴは、関西方面では、ブランド産として出回っていて、少し高値で取引されているとお聞きしています。
ブルーハーツの家でもりんごを生産しておりますので、最近のリンゴ畑の様子を紹介したいと思います。
さて、わが家のリンゴ畑は、両親が40年前からりんごの生産を始めましたが、高齢となり4~5年前からブルーハーツと妻、子供で土日の時間がある時に、りんご畑で作業をしています。栽培している品種は、収穫順に「つがる」「シナノスイート」「シナノゴールド」「サンフジ」です。
「つがる」は、お盆前から収穫が始まり、収穫から1週間位で店頭に並びます。梅雨の時期ですが日焼けをしてしまっています。7月16日(日)に遮光ネットを張って日焼け防止作業を行いました。
上写真のリンゴは、「へた」の部分から外側に茶色い模様がありますが、これが「霜害」です。霜害は、農協の出荷基準内なら製品として出荷できますが、基準外は、「ジュース等」になってしまいます。
また、りんごを病害虫から守るために、定期防除で消毒をしています。消毒は、月に2~3回あります。スピードスプレイヤー(果樹園の畑の中の道を走行しながら、風を吹き上げ周りに薬剤の霧を吹きかけます。)を使い、1回で1,000㍑散布できます。
ブルーハーツの畑では、1回の消毒で1,000㍑を2回作り、1日で散布しています。今月は、7月4日(火)及び16日(日)に行いました。
散布した薬剤等(7月4日散布)
〇展着剤(右側)作物、害虫への付着性が高まり、作物上の薬液のひろがりを良くします。
〇オンリーワンフロアブル 殺菌剤
〇ディアナEDG 殺虫剤
〇オーソサイド水和剤80 殺菌剤
〇サンバリア カルシュウム補給、果皮の保護、薬液乾燥促進、リンゴの陽高向面ヤケ対策
薬剤を少し水を入れたバケツに薬剤を入れていきます。今回は、左側の白色したバケツには、オンリーワンフロアーブル、ディアナEDGを入れて混ぜました。右側の茶色いバケツは、オーソサイド水和剤、サンバリアを入れて混ぜました。
今の時期は、つがるが、少し赤くなりはじめました。つがるは早く水分が少なくなり、「ぼける」のが早いりんごです。収穫は、お盆前の8月上旬から始まります。
りんごは、春に花が咲いてから、花を摘む「花摘み」作業、小さな実を摘む「摘果」作業、りんごに日の光をあてて表面を赤くする「葉摘み」作業、収穫作業、来春からの生長を促進させる「剪定」作業、消毒や日除け対策と手を掛けています。また、台風(大風)や雹の天候にも左右されてしまいます。早く無事収穫になる事を祈りながら毎週作業をしている今日、この頃です。
今後、今日以降に安曇野産りんごの状況を皆さんに、お知らせする機会がありましたら、投稿させていただきますので、その時は見に来てください。
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