2016.07.28 [ 農地整備課 ]
拾ヶ堰施設見学会が開催されています
こんにちは。農地整備課のMです。
暑い日が続いております今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
このような夏の日和には、水辺の木陰で涼みたいものですね。
さて、松本市から安曇野市にかけて「拾ヶ堰」という農業用水路が流れていますが
毎年、近隣の小学生の総合学習の一環として、
「拾ヶ堰」の施設見学会が開催されています。
当松本地方事務所農地整備課も、この見学会運営に協力をさせて頂いております。
「拾ヶ堰」は、奈良井川から取水した水をサイホンという技術をつかって
梓川の下をくぐるようにして対岸へ渡しています。
まずは、梓川SA近くにあるサイホン出口水槽付近で
このサイホンの仕組みについて、模型を使って小学生に解り易く説明しています。
続いて、サイホンを造るために使用したシールドマシンについての説明です。
シールドマシンとは、トンネルを形成しながら推進してゆく掘削機のことです。
小学生の皆さんは、展示してあるシールドマシンの先端に装着される
ヘッド(掘削する部分)に興味津々でした。
次は、「じてんしゃひろば」に移動して測量の技術について説明をしました。
「拾ヶ堰」は三千分の一という、とても緩い勾配で造られていますので
開削された江戸時代、その測量には非常に苦慮されたと思われます。
小学生の皆さんには、江戸時代に用いられたとされている測量器具を再現したものと
現在も使われている「レベル」という測量器具を見比べてもらい
当時の測量の苦労や技術の進歩について体験してもらいました。
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