来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

松本合庁トレッキング部活動報告⑤

こんにちは!松本合庁トレッキング部事務局です!

第5回として、12月12日(土)に「霧訪山トレッキング」に行ってきたので、その様子をお伝えします。

霧訪山(きりとうやま)は、塩尻市と辰野町の境にあります。

標高1,305mとあまり高くない山ですが、その眺望はすばらしく、北アルプスをはじめ、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳や御嶽山等、長野県の主要な山岳を見ることが出来ます。それゆえ、標高1500m以下の魅力的な低山を集めた「日本百低山」に選ばれています。

今回は、最短で頂上に到達できる塩尻市北小野登山口から頂上を目指し、太平洋と日本海の分水嶺である善知鳥峠へ下山する「中央分水嶺コース」をとりました。

塩尻市北小野登山口には10台程度駐車できる無料の駐車場が整備されています。立派な案内看板もありました。この日は5台ほど先客がいました。

クマ注意の看板。まあ初冬に入ったから遭遇する可能性は秋より低いでしょう。

駐車場から3分ほどで登山道入口に到着。いきなり急登で始まります。最初はカラマツ林でしたが、次第にアカマツ林になり、道の両側は止山になっていました。

松本平は松くい虫の被害で松枯れがひどくなっていますが、ここはまだ被害がないようです。

登山道を20分ほど登ると鉄塔のある広場に着きました。立派なベンチもあります。「かっとり城跡」の看板もありました。

三角屋根の「避難小屋」を過ぎ、しばらく行くと展望が開けました。南アルプスが見えます。

散歩感覚で毎日歩いている地元の方がいるそうで、それらしき軽装の方とすれ違いました。所々休憩に適した場所にはベンチが整備されていて、地元に愛されている山だと感じました。

登山口から1時間ほどで頂上に到着。最短コースのため、ほぼ一本調子の急登でした。

中央アルプス方面の眺望。経ヶ岳が見えます。

鉢盛山方面の眺望。一茶の句碑が洒落ています。

北アルプス方面の眺望。奥穂高方面と思われますが、残念ながら雲が多くよくわからないです。

南アルプス方面の眺望。甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳、塩見岳が見えました。

八ケ岳方面の眺望です。北の蓼科山から南の編笠山までの稜線が全て見えました。

美ヶ原方面の眺望。これから向かう大芝山が手前に見えます。ここから大芝山までの稜線は日本海と太平洋の分水嶺となる尾根です。

男坂(まっすぐ上)、女坂(右)の分岐。男坂は写真で見るより急ですが、まっすぐでわかりやすい。「女坂」にしようと皆で即断して進んだのですが、女坂はジグザグに道が付けられて緩やかな反面、落葉で踏跡が分かりづらい箇所があり、道に迷いました。

現実と一緒で男は「女」という言葉に弱く惑わされる。山でもご用心(笑)

鞍部まで下ると大芝山まで緩やかな稜線を歩きます。初冬の陽だまりをゆく部員たち。この稜線は信州大学農学部の調査プロットが数多く設置されていました。何の調査でしょうか。

頂上から50分。看板がなければどこが頂上だかわからない大芝山に到着。ここから善知鳥峠まで下ります。

大芝山から30分で善知鳥峠に到着。善知鳥峠の登山口にも7,8台ほど駐車スペースがある無料の駐車場が整備されています。ここにもクマ注意の看板がありました。尾根の反対側は熊の巣だそうで生息密度が高いそうです。

これで本日の山行は終わりです。

3時間弱の短い登山でしたが、比較的天気に恵まれ、眺望を楽しむことが出来ました。

さすが、日本百低山に選ばれる名山です。北小野の登山口はそれなりにハイカーがいましたが、頂上から善知鳥峠までは、すれ違う人もなく静かなワンディ・ハイクを楽しむことが出来ました。

思い立ったらパッといける気軽さで大展望が味わえる魅力的な山です。半日で行ける登山コースとして強くお薦めします。

 

≪参考タイム≫

北小野登山口→(55分)霧訪山(30分休憩)→(50分)大芝山→(30分)善知鳥峠登山口

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