様々な競技を体験また見学できることで、スポーツにはあまり馴染みがないという方でも気軽に楽しめる素敵なイベントですよね。

　
「第34回スポーツ天国」開会式（提供：長野県教育委員会事務局スポーツ課）

また、8月5日には「信州スポーツサミット2012」というトークイベントも開催。
日本サッカー協会キャプテン・川淵三郎氏の講演や、阿部守一知事と各スポーツチームの社長が地域密着型プロスポーツチームの課題や将来などについて議論を交わしました。

このトークイベントには、老若男女問わず約200名ほどの一般参加者が訪れ、パネリスト達の熱い話に耳を傾けていたそうです。

　
「信州スポーツサミット2012」（提供：長野県教育委員会事務局スポーツ課）

峯村さん：「協定が締結されたことで、スポーツ以外の分野との連携・協力がしやすくなったのではないでしょうか。
例えば、県こども・家庭課の児童虐待防止啓発に関する取組事例ですが、ホームゲームを啓発試合として位置付けていただき、会場内の電光掲示板に啓発メッセージを表示したり、選手が観客のみなさんにチラシを配布したりと、チーム全体で関わってくださいました。また、県警少年課が担当する非行歴のある少年の立ち直り支援活動では、スポーツ教室の開催を通じた選手との交流が実現しました。それぞれ、プロスポーツチームとのコラボにより効果的に事業を展開できたのではないかと感じています。このほか、今後、ホーム試合会場に献血車を配置し、献血推進活動を実施できないか、などの新しいアイデアも寄せられています。」

協定はチームと各分野・団体をつなげる、接着剤のようなもの。
長野県は総合窓口として、これからも様々な提案をしていきたい、チームのみなさんもこんなことで協力できるというものがあればどんどん声をかけていただきたい、と話す峯村さん。
これからの長野県とプロスポーツチームとの連携にますます期待が高まります。

＜「スポーツ」は長野県の大事な資源＞

長野県観光部観光振興課誘客促進班　山岸さん

「スポーツによる元気な信州づくり包括連携協定」には、観光振興についても触れられています。
でもスポーツで観光振興とは、一体どんなことをしているんでしょう？
長野県観光部観光振興課誘客促進班の山岸さんにお話をお聞きしました。

観光部では、県外のみなさんはもちろん、長野県民のみなさんにも長野県内各地域を訪れてもらう、長野県のことを知ってもらうために様々な取り組みを行っています。
例えば、四季の魅力ある観光スポットや体験などを紹介する観光情報紙「季刊信州」の発行や、スタンプラリーをしながら長野県を周遊して、いろんな地域を知ってもらえるような特別企画など、県内外の方に向けて長野県内各地域の魅力を発信しています。

長野県観光PRキャラクター「アルクマ」の活動の一つである「アルクマキャラバン」では、県内の各試合会場にアルクマが登場し、アウェイのサポーターだけでなくホームのサポーターにも県内周遊のきっかけにしてほしい、と観光・県産品などのPRを行っています。
また会場に足を運ぶ観客のみなさんのお出迎えや、チームのキャラクターと一緒にイベントに参加するなど試合会場を盛り上げることにも一役買っています。

各会場で長野県をPR！サポーターのみなさんにも大人気のアルクマ
（「アルクマキャラバンブログ」から）