その秋葉街道で撮影されたのが、三谷幸喜監督の話題映画「ステキな金縛り」。
主人公が証人となる人物を探しに訪れた村のシーンで登場しています。
映画の中で登場した「しかばね荘」は、撮影終了後に撤去される予定だったのですが、地域からの熱い声を受け、そのまま残されることになりました。
さらに、同監督の「short cut」という作品でもロケ地として使用されています。

伊那市では、秋葉街道の魅力をたくさんの方に知ってもらおうと、秋葉街道を歩くウォーキングイベントも開催されました。道普請隊のみなさんが、ガイドをしながら歩くというイベントで、当日は多くの方が参加されたそうです。

古くから歴史と文化が往来した秋葉街道には、今もなお新しい文化が刻まれています。

*「short cut」：一度もカメラを止めずにワンシーン・ワンカットで撮影するという手法で撮影された作品。倦怠期の夫婦が妻の祖父の葬儀の帰り、険しい山道に迷い込んでしまい、ショートカット（近道）しながらふもとまでを目指す、その過程で交わされる会話を通してお互いを理解していく、というストーリー。

＜ゴルフファンなら一度は訪れたい！？弘妙寺（ぐみょうじ）＞
日本には数多くの寺社がありますが、伊那市にはちょっと洒落のきいた「弘妙寺」（ぐみょうじ）というお寺があります。
別名「ゴルフ寺」と呼ばれていて、上田桃子選手や諸見里しのぶ選手など多くのプロゴルファーやゴルフファンが訪れています。
なぜプロゴルファーが訪れるのかというと、「高遠」の地名に秘密が。
「高」「遠」という漢字から、ゴルフボールが「高く、遠く」飛ぶように、と願いを込めて祈願に訪れるそうです。敷地内には、大会優勝やプロテスト合格などの記念に植樹された木々があります。
さらに、お守りも「OB除」や「3パット除」、「勝守」などゴルフに関連したお守りがあるのも面白いですね＾＾

これからの時期、境内には春を告げる花「フクジュソウ」が花を咲かせはじめます。
「元日草」や「朔日草」（ついたちそう）の別名も持つフクジュソウは、お正月に南天とセットで『難を転じて福となす』という縁起物として飾り付けされる、おめでたいお花。なんだか、ゴルファー・ゴルフファンでなくとも「福」をもらえそう～！
冬になるとモノクロになりがちな景色ですが、そんな中にあたたかな彩りを与えてくれそうです♪

「高く遠く」のゴルフ寺・弘妙寺は、多くのプロゴルファー、ゴルフファンの聖地!?

伊那市は、ゆったりとした時間の流れを持つ、歴史のまち。
これから寒い時期を迎える信州でも、南に位置するこの伊那谷で、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか？