2012.12.13 [■就航地情報]
<VOL.209>北海道のたからもの「上ノ国の中世の館」
今回は、北海道にある国指定史跡の山城のお話です。
夷王山山頂から北の史実を見はるかす「上ノ国の中世の館」
15世紀半ばの夷島(えぞがしま=北海道)には、津軽海峡と北海道の南西部松前半島の日本海沿いにかけて、交易で栄えた和人の集落が連なり、12あまりの要所には砦が築かれていました。それが館(たて)と呼ばれる山城です。
かつて、松前の東から函館付近の津軽海峡に面した地域までを下之国、西の日本海側、現在の江差や上ノ国などの地域は上之国と呼ばれていました。
この上ノ国には、いくつかの館があり、その中でも、夷王山(いおうざん)の山腹に松前藩の祖とされる武田信広が15世紀に築城した、国指定史跡「勝山館(かつやまたて)」は、もっとも規模が大きく、北海道の中世史の謎を埋める多くの資料が発掘されています。
この館からは、アイヌの人々が使った骨角製の狩猟具が掘り出されるなど、館の中では、多くの和人とアイヌ民族が一緒に暮らしていたのではないかと考える研究者もいます。
「日本海を一望するその山の山頂にあり、武田信広を祀る夷王山神社の鳥居」
(夷王山は、かつて勝山館の天守閣とも言われた。)
平成23年には、上之国館跡、花沢館跡、洲崎館(すざきたて)跡、勝山館跡を対象とした、新しい国指定史跡保存管理計画が策定され、町の貴重な史跡を後世に伝えて行く活動が続けられています。
http://www.hokkaidoisan.org/heritage/026.html
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