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Vol139■読まなきゃチョーソン市町村 (木曽町)

「水無神社例大祭・みこしまくり」開催!(木曽町)


長野県の南西部に位置する木曽町。毎年7月22日・23日に町の中心部「福島地区」で行われる「水無(すいむ)神社例大祭・みこしまくり」は、他では見ることの出来ない、ちょっと変わったお祭りなんですよ。



一日目。水無神社で、新造された白木のお神輿(みこし)に神様を移す神事が行われます。重さ400kg近くあるこのお神輿を、「枠持(わくもち)」と呼ばれる男たちが神社から担ぎ出し、「ソウスケ!コウスケ!」という掛け声や「祝い唄」に合わせて、町内を練り歩きます。町内の約半分を回ったところで、お神輿は「御旅所(おかりや)」と呼ばれる場所に納められ、ここで一晩を過ごします。

二日目。お神輿は町内の残りの半分を一日目と同じように練り歩きます。そして夕方、いよいよこの祭りの一番の見どころ「みこしまくり」が始まります!
ところで、「みこしまくり」って、なんだか面白い言葉ですよね。「まくる」というのは「転がす」という意味で、「お神輿を転がす」ということなんですよ。


「横まくり」

「ソウスケ!コウスケ!」の掛け声とともに、お神輿を横に転がす「横まくり」が何度となく繰り返され、そして夜、豪快な「縦まくり」が始まると、祭りはクライマックスを迎えます。ドーンという大きな音が響き渡り、その迫力に周囲の観衆からは大きな拍手と歓声が沸き起こります。お神輿が壊れて飛び散った木片は、災難除けになると言われており、これを競って拾う人々の姿も見られます。
こうしてお神輿は深夜まで“まくられまくって”壊され、最後は水無神社に奉納されます。


「縦まくり」

この「みこしまくり」の由来は、平安時代にまで遡るんですよ。
飛騨の国(現在の岐阜県)の飛騨一ノ宮「水無神社」へ仕事に行っていた信仰心の厚い「宗助」と「幸助」の兄弟が、一揆の戦乱で神社に戦火が及びそうになった時に、御神体を守るため、それを神輿に納めて木曽へ運ぼうとしたのだそうです。飛騨と信濃の国境の峠にさしかかり追っ手が迫ってきた時、二人は互いの名を呼び合って励まし合い、峠の上から神輿を転がしながら逃げ、無事、木曽福島の地に御神体を奉ることができたのだとか。
それで「宗助!幸助!」の掛け声と共に、お神輿が豪快に“まくられる”というわけなんですね。

皆さんも“天下の奇祭”「みこしまくり」を見に、ぜひお出かけください!

「水無神社例大祭・みこしまくり」についてはこちら(パソコン用)

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