楽園信州

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<VOL.248>四季彩だより~信濃の国から~

春を告げる黄色の妖精 ~福寿草~ (松本市)

皆さん!豆まきはしましたか?
我が家も 鬼は外! 福は内! 玄関から始まって、家中の窓を開けてまきましたが、果たしてご利益は・・・
自分の歳の分だけ豆を食べれば良いと言われていますが、もうこの歳になると食べる数も半端ではなく、逆に体に悪い気がします(笑)
立春を過ぎた信州ですが、寒いと思えば急に暖かくなったりと、気温はジェットコースター並み!! 皆さん体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
さて、今回は、信州に春を告げる福寿草の話題です。


(山里に春を告げる)


松本市四賀地区(旧:東筑摩郡四賀村)は、松本市の北部に位置するのどかな山里の地です。ここ四賀地区に国内でも最大級を誇る福寿草の群生地があり、毎年、信州に春が訪れたことをそっと教えてくれています。


(ホッとする あたたかさ)

福寿草は北海道から九州の山林に生育する春を告げる花の代表で、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名もあります。

雪をかき分けて地上に顔を出し、陽の光を思いっきり浴びている姿は、春がやってきたことを知らせるとともに、自分も春の訪れを喜んでいるかのようです。

さて、四賀地区の群生地は、約1.5haの斜面に数十万株の福寿草が自生しており、3月の彼岸の頃には段丘を黄金色に染め上げます。
県内にはいくつか福寿草の群生地がありますが、ここ四賀地区の群生地は国内最大級です。
毎年、地元のボランティアなどが草刈りを行っており、その努力のおかげで、自然の土手に自生した形で数十万株もの福寿草が咲き乱れる姿を見ることができるのです。
陽の光を受けて土手一面が黄金色に染まる光景を目の当たりにした時は、心がホッと温まる気がします。


(陽を浴びて黄金色に輝く)

毎年、3月に福寿草まつりが開催されます。
全国から数万人が訪れ、福寿草の様々なポーズにシャッターを切ったり、土手をのんびり散策したり、山里の早春の趣を満喫しています。
まつり期間中は、オリジナル商品の販売や飲食店の出店などがあります。

まだまだ寒い信州ですが、春は確実に一歩一歩近づいて来ています!
陽の光も段々と濃くなり、吹き抜ける風も肌に少しずつ暖かさを感じる3月、春の訪れを一斉に伝えようと鮮やかな姿を魅せる福寿草と出会ってみてはいかがでしょう。

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