楽園信州

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<VOL.235>I♥信州(あいラブしんしゅう)

文香さん:「阿智村に訪れたのは今年の1月頃だったのですが、それから3月末に移住したので、両親にはそんなに急いで移住する必要があるのか、と心配されましたね。
でも、下の子がちょうど小学校に上がるタイミングだったし、自分たちの近くに両親がいることで甘えてしまう部分があるので、どこかで独立というか距離を置かないといけないよね、と夫婦間で話していたんです。
清内路は、東京からでも3時間半くらいあれば来れる距離だし、今となっては両親ともすごく応援してくれています。かえって家族の絆が深まったくらい!」

移住先の候補地を訪れてから、実際に生活を始めるまで約3ヶ月というスピード移住!
そこには、阿智村に導かれるかのようにタイミング良く物事が決まったという背景があります。


写真左上:二川さんご夫妻が経営するパン屋“耕紡工房”がある、清内路健康の森
阿智村・清内路は、緑溢れる山里。春には花桃が地区一帯に咲き誇ります。

泰明さん:「手づくりの天然酵母で、地元で作った、身体にやさしい素材で作ったパン屋をやりたいと思っていたので、最初は、パン釜が置ける空き家に住むことを考えていろいろと見学させてもらっていたんです。でも、空き家に住むとなると、家の修理に費用と時間がかかるので、もう少し時間をかけてまた来ますと言って一度は帰ったのですが、すぐに役場の方から、パン屋をやりたいなら「清内路健康の森」っていう施設を使ったら?と声を掛けていただきました。この施設を使えるというのは一つ大きな決め手になりましたね。さらに自分達の住むところは村営住宅を紹介していただいて…。」

「清内路健康の森」をこれからどう運営していくかと悩んでいた阿智村役場でしたが、そこへ訪れたのが二川さんご夫妻。両者の想いがマッチして、阿智村・清内路に“耕紡工房”が誕生しました。

次回、後編では二川さんご夫妻のこだわりのパン作りや阿智村での子育て、移住を考えている方へのメッセージをご紹介します。お楽しみに。

・耕紡工房  http://kobo-kobo.jimdo.com/

■二川さんご夫妻が移住された下伊那郡阿智村・清内路

長野県の南信、下伊那地域に位置する下伊那郡阿智村・清内路。
300年もの間受け継がれてきた、清内路伝統の花火「手づくり花火」は、火薬から花火玉の製造まですべて住民の手で行われるという日本でも唯一の花火。1998年の冬季長野オリンピックの閉会式では盛大なフィナーレに花を添えました。また、清内路地区のもうひとつの“花”、花桃が咲きほこる季節はまるで桃源郷、村内の景観とともに県内外問わず、訪れる方の心を癒しています。


左:阿智村役場 右:阿智村役場清内路振興室

●長野県では、東京・有楽町の東京観光情報センター内に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村とも協力しながら移住に関する取り組みに力を入れています。
また、名古屋・栄、大阪・梅田の各観光情報センターに「移住・交流サポートデスク」を開設し、中京圏や関西圏からの移住をサポートをしています。
信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。

また、移住に関するセミナーや相談会、体験ツアーなどが長野県内各地域で行われています。
移住に興味を持たれている方や信州を知りたい方など多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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