2012.07.19 [■信州の驚き!とっておき☆]
<VOL.189>信州の驚き!とっておき☆
皆さんは、「五稜郭」といえば、北海道函館市の五稜郭をすぐに思い浮かべることと思います。
その五稜郭がなんと!長野県にもあるのです!!
長野県の五稜郭は、佐久市にある龍岡城五稜郭(たつおかじょうごりょうかく)です。
龍岡城五稜郭は、函館とともに日本に二つしかない五つの稜が星形に突き出た(五芒星形)擬洋式城郭で、慶応3(1867)年に龍岡藩主 松平乗謨(まつだいらのりかた)によって築かれました。
松平乗謨は、才覚に優れた人材で、五稜郭の築城に見られるように、洋学を積極的に取り入れたほか、幕末期の幕府内において、老中格・陸軍総裁の要職にありました。
五稜郭は実戦上、極めて優れた城郭で、敵からの死角をなくすことができるという、守るに易く、攻めるに難しい構造を持っています。
明治4(1871)年に明治政府が全国の城郭の取り壊しを命じたことから、龍岡城五稜郭もそのほとんどが取り壊されました。
当時の建物として唯一残っている「御台所櫓(おだいどころやぐら)」は、予約すれば、内部の見学も可能です。
春には、土塁跡に植えられた桜が訪れる人々を静かに迎えてくれます。
皆さん、二つの五稜郭を見比べてみてはいかがでしょう!!
佐久市の観光については、こちら(パソコン用)
http://www.city.saku.nagano.jp/cms/html/category/sangyou/index.html
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