2017.05.25 [ 自然・名水・秘境 ]
木曽三山「風越山 カヤトの丘」から見る~「木曽路はすべて山の中」
登り始めて1時間30分ほどで山頂に到着。
山頂表示のある辺りは眺望が無く、少し先にある中央アルプス展望台へ向かいます。そこで目の前に現れるのが「木曽駒ヶ岳」周辺の山々です。
真ん中の尖がりが「宝剣岳」、左側が「中岳」です。
こちらは左から「麦草岳」、真ん中で尖っているのが「牙岩」、続いて「木曽前岳」、「駒ヶ岳」と並びます。
中央アルプスの主稜線から上松町に向かって尾根が続く「三沢岳」です。どの山も近いので迫力あります! この展望台はちょっと場所が狭いのですが、眺めは素晴らしいですね。
<もうひとつの山頂?>
展望台の先に、まだ登り坂が続いていたので、目印のテープを辿って30分ほど歩いていくと、広場が現れました。こちらの方が明らかに標高が高いのですが、ここに山頂表示はありません。
足元には踏んでしまいそうなくらい、たくさんの白い花が咲くお花畑が広がり、木々の間から「三沢岳」が見えています。ここも雑木を整理すれば、360度のパノラマが広がる展望台になりそうな場所でした。
<至福のランチタイム>
先ほどの展望台まで戻って、ランチタイム。里山ハイキングとはいえ、山歩きはけっこうお腹が空くのです。
中央アルプスを眺めながら、カップラーとコーヒーで一休み。昨年、目の前の駒ヶ岳周辺の稜線を歩いたんですよね。今年はいつ行こうかなと思いを巡らし、楽しい時間を過ごしました。 下山時も良い眺めを楽しみながら、登山口へ無事到着。途中でAコースに入ってしまったらしく、けっこうな急坂下りになってしまいました。やっぱりBコースがお勧めです!(笑)
さて「風越山」、標高1699mの低山ではありますが、周囲には御嶽山や中央アルプスの名峰が並んでいるので、素晴らしい景色を楽しめる里山ハイキングでした。草原は夏に、広葉樹が多いので紅葉シーズンに訪れるのも良さそうな山です。
そういえば、飯田にも風越山ってありますよね。 中央アルプスを挟んで、両方の谷に同じ名前の山があるのも珍しい・・・。
前週に登った大桑村の「糸瀬山」には「鳥屋」が、今回の「風越山」には「カヤの草原」と、木曽の人々の暮らしの跡、「山に生きた」証が残っていて、「日本遺産 木曽路」のテーマは里山の中にも見られました。
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