2013.08.05 [ 歴史・祭り・ひと ]
伝統伐採法「三ツ紐伐り」実演(上松町)
平成25年10月に、第62回伊勢神宮式年遷宮が執り行われます。
この行事は20年に1度執り行うもので、約1300年にわたり伝えられている日本の伝統文化です。
ご神体を収めるための器となる材は「御樋代木(みひしろぎ)」といわれ、この御樋代木を採る木材が「御神木」と呼ばれます。
そして、「御神木」は「三ツ紐伐り(みつひもぎり)」という伝統的な手法で伐採されます。
「三ツ紐伐り」は、安全確実で合理的な伐倒技法であり、斧(ヨキ)で三方より根元に穴を抜いて、割裂が生じないようにし、最後に、倒す方向の反対側にヨキをくすげて追い弦(つる)を伐る木曽式伐採法です。
それでは、その技法をご覧下さい!!
まず、山の神に御神酒とお魚を捧げます
斧を入れ始めたところです
中盤です
裏側の様子です
貫通しました
追い弦を伐った瞬間、倒れ始めました
最後に切り株にひのきの枝をさして山の神に木の中身だけを拝借したことを報告します。
(山の神に感謝の意を込めて)
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