2020.10.08 [ 歴史・祭り・ひと ]
japanese spiritual tour ~御嶽山 滝行体験~
こんにちは。商工観光課のAです。
滝に打たれるってどんな感じなんだろう?機会があれば一度体験してみたい、と思っていた矢先に、こんな企画の案内がありました
(一社)木曽おんたけ観光局が企画催行の「japanese spiritual tour ~御嶽山 滝行体験~」
木曽の文化をインバウンド客にも体験してもらおうというデモツアーです。対象はもちろん外国の方。名古屋と木曽郡内から参加申し込みがありました。
時節柄、心配事は新型コロナの感染拡大…
案の定、愛知県内の感染拡大が収まらず、予定されていた日程は残念ながらキャンセルとなってしまいました
それでも、観光局とすればこれから商品化したいツアーのひとつ。参加者を郡内に限り、日程を再度設定し催行しました。
ツアーの案内はイケメン宮司さん。御嶽信仰の道、御嶽古道をたどりお宮(三岳里宮、若宮、王滝里宮)を巡りながら御嶽教のあらましを教えていただきました。
昼食は精進料理。
精進料理と聞いてお腹が満たされるのかと心配でしたが、本日のために王滝村のたかの湯さんが特別に用意してくださったオリジナルメニューで大満足のごちそうでした
満腹となっていよいよ滝行体験へ。水の冷たさを想像するともっと天気のいい時にしたいとも思いましたが、いまさらです。
場所は清滝。
水しぶきのあがる滝つぼに向かい、滝行の衣装(行衣)に着替えて準備体操を兼ねた禊(みそぎ)。これには神様をお迎えする言葉があり、舟をこぐように神様を呼びます。
清滝の高低差は約30m、恐る恐る滝つぼへ。
勢いよく落ちてくるしぶきが当たると結構痛いです。思い切って直下へもぐりこむと、もう諦めるしかない。
直下で滝にバチバチ打たれていると頭部は不思議と温かくなってくるような気がしてきました。でも足元は冷たい。これが辛かった
ちょうど陽も差してきて、滝行日和?となってよかったのですが、気温や水温が低い時期のことを想像すると気合だけではできません。
装束を着替えて滝を後にすると、なんとも言えないシャワーとは違う爽快感。年に一度はいいかも、という感覚を味わいました。
そもそも滝行は、登拝前の修行(百日精進潔斎)に代わる修行(軽精進潔斎)だったようです(筆者の理解で正確さに欠くかもしれません)。
百日精進潔斎については、御嶽神社のウェブサイトに解説がありますので、参考にしてください。
http://www.ontakejinja.jp/syoujin.html
今回のツアー、外国人参加者はドイツ出身とアメリカ出身のお二人。ガイドも食事もよく、何よりも滝行体験に感動したという感想を残してくれました。
皆さんもいかがですか?滝行を体験したい方は、(一社)木曽おんたけ観光局へお問い合わせください。運が良ければツアーがあるかもしれません。
(一社)木曽おんたけ観光局ウェブサイト
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