い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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3年ぶりに「農業用水探検隊」が行われました!

こんにちは、農地整備課のYです。

今日は上伊那地域の小学生と農業や水路の歴史や役割を学ぶ「農業用水探検隊」について紹介していきたいと思います。

 

上伊那地域振興局農地整備課では平成19年から土地改良区、市町村及び農家の皆さんと一緒に「農業用水探検隊」を開催していますが、

このところ新型コロナウイルスの影響により、開催を休止していましたが、今年3年ぶりに開催することができました!

 

今年度は上伊那地域の5つの小学校4、5年生を対象に行いました。

見学した施設は「西天竜幹線用水路」と「伊那西部農業水利施設」の各施設で、いずれも飛躍的に上伊那の農業を発展させてきた施設です。

 

まず初めに訪れたのは 【西天竜開田記念碑】 です。

到着すると早速「あれ、こんな大きな石ここにあったっけ?よく通るけど気づかなかった」や「何かは知らないけど見たことはあるよ。」といった声が聞こえてきました。

上伊那郡西天竜土地改良区の浦山事務局長さんからこの記念碑を通して西天竜の農業の歴史や記念碑が建てられた思いを教えていただきました。

ちなみにこの地域は…

西天竜幹線用水路ができる前は地域で使える水は流れてくる自然の川のみで、到底稲作ができる水はありませんでした。このあたりは養蚕のための桑畑や畑があるのみでしたが、農家の方たちは「自分たちのが食べる米は自分たちで作りたい」という強い気持ちを持ち続けていく中で、大正11年(1922年)に念願の工事が始まったということです。

今では約1,000haの水田ができるようになっています。

記念碑には「鐘水豊物」(水を集めて豊かにすること)、困難を乗り越え、先人達が水路を完成させたこと、今では年間4千5百トンのコメが生産できるようになったこと、これからの人は活かし、恩恵を忘れないことなどが刻まれています。

 

次に訪れたのは 【円筒分水工】 です。

突如として現れた不思議な形の構造物ですが、サイフォン構造で中心の穴から水が湧き上がり、それぞれの水路に水が流れ出すと歓声が上がりました。
水争いが頻発していたこともあり、水を均等に分けるためにとても重要な構造物だったんですね。

 

次は 【八乙女水路橋】 を訪れました。

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