こんにちは!
伊那建設事務所建築課のIです。
今回ご紹介する風景は、”貞治仏”です。
江戸時代の中期から末期、高遠から全国へ「旅稼ぎ石工」として
出向き、石造物をつくった石の職人「高遠石工」約1400人、
その最高峰とされているのが、守屋 貞治(1765~1832)です。
守屋貞治の石仏「貞治仏(さだじぶつ)」は、他の石仏野仏と同様、
庶民の信仰礼拝の対象であり、石造彫刻としては全く無名でしたが
上伊那の郷土研究者、曽根原駿吉郎氏が、昭和44年に
「貞治の石仏~幻の石工を求めて」を発刊、貞治仏の存在と
その彫像としての独特で類い稀な端正さ、清らかさ、美しさが世に
知られるようになりました。
(当ブログでも過去に二度、「貞治仏」の記事を掲載させて頂いて
います)
高遠の街中を見下ろす高台にある高遠藩歴代藩主の菩提寺
建福寺(けんぷくじ)の「西国三十三所観世音菩薩」は、
貞治の代表作群として知られ、春の高遠桜と秋の「高遠燈籠祭」
の年2回、御堂の格子を外しライトアップ、さらに陰影ある
幻想的な姿が披露されています。
この9月22日(土)の様子をご紹介します。
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