2015.07.09 [ その他 ]
管内視察 in中川村① ~はちみつ工房
6月22日(月)に上伊那観光連盟の主催で観光資源の管内視察が行われました。
今回の開催場所は中川村です。
まず初めに訪れたはちみつ工房をご紹介します。中川村役場と道を挟んでお隣にあります。
ここで蜂研究家の富永朝和さんからお話を伺いました。
富永さんは日本ミツバチの養蜂の第一人者です。年々減少している日本の在来種である日本ミツバチの保護と普及を図るため「信州日本みつばちの会」を設立し会長を務め、長野のみならず全国の日本ミツバチの養蜂・普及活動を精力的に伝えています。
中川村にある宿泊施設「望岳荘」にはハチ博物館があり、富永さんの作品が並びます。
富永さんは「中川赤そばまつり」実行委員長も務め、村の活性化に大きく貢献されています。
日本ミツバチ(左)のはちみつと西洋ミツバチのはちみつ(右)です。
日本ミツバチの蜂蜜は、その習性上いろいろ色々な花の蜜がブレンドされた百花蜜のため、色が濃いそうです。西洋ミツバチのはちみつと比べてとても濃厚な味だそうです。
西洋ミツバチが大量に蜜を搾れるため効率良く飼育できるのに比べ、日本ミツバチを飼っている養蜂家は少なく、2~3年に1回しか蜜を搾れないので非常に貴重なものになっています。
お待ちかねの日本ミツバチのはちみつの試食です。
樽の中から竹筒を流れてくる、流しそうめんならぬ流しはちみつスタイルでいただきます。
おいしい!すごく濃厚なお味です!!
スプーンを変え、何度でも食べられます♪
次に、はちみつの巣ごと食べる貴重な体験です。
はちみつ自体も栄養価が高いですが、巣もとても栄養が豊富なんだそうです。
口に入れると巣からはちみつがこれでもかと出てきます。巣は最初はぼそぼそしているのですが、次第に口の中で溶けていきます。
西洋ミツバチのはちみつと日本ミツバチのはちみつの食べ比べをさせていただいたり、箸休めに煮物やお漬物をいただいたり、工房のみなさんのおもてなしの心を感じました。
同様の体験は、はちみつ工房に事前に申し込んでいただければどなたでもできます。(2名~)
貴重な日本ミツバチのはちみつの試食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
もちろんはちみつの購入もできます。
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