2014.10.04 [ 自然・山・花 ]
アキアカネと蕎麦の花に 【井月さんのこころ80】
中央集権が強い日本において画期的な「地域発のジオ」の取組みについて、代表の首長さん方からの報告
伊豆半島ジオ:佃伊東市長、ゆざわジオ:斎藤湯沢市長、アポイ岳ジオ:坂下様似町長、四国西予ジオ:三好西予市長から発表された。
北川教授:理論なき実践は暴挙、実践なき理論は空虚。首長の責務として皆のネットワークで防災等の取組みに広めることが大事である。
災害をもたらす地球活動として特徴的な「ジオと防災」の取組みについて、代表の首長さん方からの報告
南紀熊野ジオ:寺本那智勝浦町長、霧島ジオ:前田霧島市長から発表された。
総合討論(まとめ)
米田糸魚川市長:ジオは防災・減災につながり横のネットワークで学びあって上昇気流が起きるジャパンモデルの活動である。
白鳥伊那市長:災害と隣り合わせのジオの歴史に学び、地域を守り続ける存在のジオを子供たちに広げることで地域の誇りが生まれ地域がつながる。
北川教授:熱心なインストラクターの存在が物語を生み地域を動かせるパワーとなる。この大会が地方創生につながるエポックメイキングな大会になることを期待する。
中貝豊岡市長:グローバル化して同じ顔になろうとしている世界で、地域に根ざし自分の顔を持つジオはチャンスだ。
ジオの取組みで地方自治の未来を拓く(開く)ことができそうな可能性を感じた首長セッションなのでした。いろんな意味で、開(あ)くか開かないかは、きっと努力次第ということなのでしょう。
願わくは人事を尽くせ秋御嶽(おやま) 青巒
六根清浄神鎮ましむ 朴翆
御嶽や掌合わす方にアキアカネ 青巒
2日目は、御嶽山噴火の管内状況把握を行った後、いなっせ6階ホールにおいてコーディネーター神谷有二氏(山と渓谷社)、パネリスト鈴木みき氏、渡辺麻友氏、角幡唯介氏による「山とジオパーク」をテーマに南アルプスの魅力や楽しみ方などが話し合われた「トークセッションⅠ」を聴きました。
好天に恵まれ、いなっせ周辺、通り町商店街からセントラルパーク一帯が歩行者天国になり、飲食・物販の出店や「まちの文化祭2014~あったかいなの食とくらし~」 「ジオきゃら大集合」などのイベントも開催されており、たくさんの人出で賑わっていました。
伊那市創造館で行われている「伊那市の大!大地博覧会(11月19日まで開催中)」や「ジオパーク体験教室」を覗いていたところ、ちょうどそこへ白鳥伊那市長が北川教授を案内してみえられ、旧上伊那図書館の書庫にも入って見せていただくことができました。
閉会式では、分科会報告などが行われた後、大会宣言「南アルプス宣言」が採択され、次期開催地の霧島ジオパークへ引き継ぎが行われました。
3日目は、絶好のツアー日和の下、希望者参加による「ジオツアー」が伊那市4コース、飯田市・富士見町・大鹿村各1コース、計7コースで、約360人が参加して、南アルプス中央構造線エリアの自然や文化を巡りました。
こうして3日間で延べ6,850人が参加した南アルプス大会は成功裏に終了しました。
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