い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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木曽駒ヶ岳植生復元作業に参加しました🏔

環境・廃棄物対策課のY崎です。9月9日(火)に林野庁中部森林管理局木曽森林ふれあい推進センター主催の木曽駒ヶ岳植生復元作業に参加しました。この作業は、平成17年度から同センターが取り組んでいる 高山植物を絶やさないための事業です。

乗越浄土(のっこしじょうど)付近にて。植生マットを敷く様子

中部森林管理局関係の職員をはじめ、駒ヶ根市・宮田村職員、グリーンサポートスタッフの皆さん、上伊那地域振興局職員の総勢25名が1時間かけて八丁坂を登ります。すでにこの段階で私はへろへろ。やっとの思いで乗越浄土に着くと、みなさんは事前に運び上げてある植生マットを作業地へ運んでいました。吹く風はすでに秋。山頂は寒いくらいです。

植生マットはいずれ土に還る素材でできていて、Uピンやそこにある石で固定します。生えている植物はマットで覆わず、マットに切り込みを入れ折り込み固定します。

“どうか芽がでますように”と念じながら、昨年採取した種を蒔きます。石の陰に蒔くと風で飛ばされず定着しやすくなるそうです。

作業に夢中になっていますが、後ろは崖。注意を払いながら移動します。

 この日蒔いた種は、センターの職員中心に今年8月20日と9月3日に採取したもの。イワツメクサ、ミヤマアシボソスゲ、チングルマ、トウヤクリンドウの4種類です。モニタリング調査では植生回復が確認されるまでに、マット敷設から5~6年かかるとのこと。このような地道な作業を十数年続けてきて、現在 徐々に木曽駒ヶ岳の植生回復がなされています。私は、関係機関のみなさんがこのような高山植物の保護・復元の取組をされているとは知りませんでしたし、そのおかげで高山植物が絶えることを防ぎ、これからも登山者の疲れを癒してくれるのだと実感しました。

 

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