い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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清水掬うように【井月さんのこころ68】

 「国立公園指定50周年」、「ユネスコエコパーク登録」、「世界ジオパーク南アルプス大会」などで南アルプスが注目を集めている今年は、東京(新宿)から日帰りでも楽しめる南アルプスの旅「南アルプスジオライナー」が開設され、新宿からJR特急とJRバスを乗り継いで約3時間半で仙流荘(戸台口)へ着くことができるようになり、本日から運行開始となります。
 (スーパーあずさ5号 新宿8:00発→茅野10:06着)

 ~南アルプスジオライナーで行く、南アルプス感動の旅~
 JRバス「南アルプスジオライナー」概要
1 運行期間(51日間)
   7月5日(土)~11月3日(祝)の期間の土・日・祝日に運行
   ただし、8月2日(土)~8月17日(日)は毎日運行
2 運行時刻
  (登山)茅野駅発10:15  仙流荘着11:30
  (下山)仙流荘発17:00  茅野駅着18:15
3 運賃
  茅野駅~仙流荘間(片道) おとな:1,750円 こども:880円

 ずいぶんと前置きが長くなりました。
 山登りで大切なのは水分補給ですね。
 この時期に、井月さんが詠んでいます。

   命ぞと云うては掬う清水かな  井月

 この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、

 一歩一歩歩いて旅をすると、疲れる。夏は暑さにやられる。清水があるとなれば、飛びつく。天然の湧水、冷たくて手が切れそう。口に含めば、甘露の味。「命ぞと云うては掬う」は大袈裟だが、生き返ったようだくらいは誰でも言う。黙って飲むより言ったほうが、実際水もうまい。
 (清水・夏)

 同じ28日(土)には、中央アルプスロープウェイのゴンドラのリニューアルが済んで、安全祈願祭が行われました。アルクマも「しらび平駅」でお手伝いしました。後日のブログ記事でご覧ください。

 29日(日)午後、伊那市創造館で「第4回いななき学舎 公開読書会」が開催され、『信州二人の放浪俳人 一茶と井月』の著者である春日愚良子先生を囲んで、「北の一茶 南の井月」について、学ばせていただきました。




 「いななき学舎」は、上伊那地域の読書愛好家でつくる市民講座で、「信州岩波講座」 の志を汲む、その上伊那版ともいうべき講座。今回は、会員以外の私たちにも声掛けいただいて、40名余りの聴講があり、質疑等も熱心に行われ、すばらしい「フルート&尺八のミニコンサート」もお聴かせいただきました。

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